光回線の工事費用はどれくらい?4社の費用と無料キャンペーンを比較!

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光回線を導入するにあたり、必要となるのが開通工事です。開通工事は業者に依頼することになるため費用がかかります。


この記事では、開通工事にかかる費用の目安と、工事費用を抑えるために活用したい各社のキャンペーン情報を紹介します。


・光回線の工事費用は各社によって異なるが、15,000円~40,000円が目安

・工事費のキャンペーンには「無料」と「実質無料」がある


光回線4社の工事費用とキャンペーン内容も比較しますので、参考にしてみてください。

光回線の工事費用の目安

光回線を利用できるようにするためには、電柱にある光ファイバーケーブルを家に引き込むための開通工事が必要です。開通工事は業者に依頼するので、当然ながら工事費用が発生します。

光回線の工事費用はいくらかかるのか、目安をみていきましょう。

新規の工事費用は15,000~40,000円程度

光回線の工事費用は、プロバイダーによって異なります。新規の工事費用は、安い場合で15,000円程度、高い場合だと40,000円程度とみておきましょう。

プロバイダーの違いに加えて、マンションと戸建てでは工事費用が異なり、マンションよりも戸建てのほうが費用は高い傾向にあります。

場合によっては追加の工事費用がかかることも

上記の費用に加えて、工事する日や時間帯によっては追加の工事費用がかかることもあります。

例えば、土日祝日に工事をする場合は、追加で3,300円ほどかかることが多いです。また、深夜や早朝、年末年始の工事も追加費用がかかりやすいと覚えておきましょう。

光回線の工事費「無料」と「実質無料」のキャンペーンの違い

光回線各社では、新規の工事費用無料のキャンペーンをしているところが多くあります。そのようなキャンペーンを利用すると、工事費用の節約が可能です。

ただし、キャンペーンには、「無料」と「実質無料」があり、それぞれに無料になる条件が異なります。両者の違いを知っておくと、後になって「別の会社のキャンペーンを利用すれば良かった」と後悔することを避けられるでしょう。

ここでは、光回線の工事費「無料」と「実質無料」のキャンペーン内容について解説します。

工事費の分割払いで「実質無料」になるキャンペーン

光回線の工事費用で最も多くみられるパターンです。これは、契約者が工事費用を毎月分割で支払うことに同意し、毎月の支払いで工事費分が割引されるものです。

工事費用が36,000円だった場合を例に考えてみましょう。36,000円を24回分割払いにすると、1ヶ月あたりの工事費の負担額は1,500円です。この額が24ヶ月間は毎月割引されるため、契約者は工事費用を負担する必要はありません。分割払いが完了した時点(この例では24ヶ月が過ぎた時点)で、工事費用は実質無料になります。

ただし、分割払いの途中で光回線の解約をすると、残りの工事費用は一括で請求されることになります。上の例なら、仮に12ヶ月が過ぎた時点で光回線を解約すると、残り12ヶ月分の工事費用の支払い、つまり18,000円(1,500円×12ヶ月分)が請求されるということです。

キャッシュバックで「実質無料」になるキャンペーン

工事費用と同じ金額がキャッシュバックされることで、実質無料となるパターンです。この場合は、契約者が先に工事費用を負担します。そして、開通から一定期間経った後に工事費用がキャッシュバックされるのが一般的です。

キャッシュバックを受けられるタイミングは、プロバイダーによって異なるので確認しておきましょう。通常、開通から6ヶ月~12ヶ月後で、遅いところだと24ヶ月後くらいになるところもあります。

また、キャッシュバックを受け取るためには、契約の継続や利用開始期間、オプション加入などの条件があることが多いです。

工事費が「無料」になるキャンペーン

工事費がはじめから無料になるパターンです。工事費用が「実質無料」になるパターンと違って、光回線をいつ解約しても工事費用を負担する必要はありません。

「24ヶ月は契約を継続しなければならない」といった縛りがないのが、大きなメリットといえるでしょう。

光回線4社の工事費用とキャンペーンの比較

新規申し込み時のキャンペーン利用で、工事費用をどれくらい節約することができるのでしょうか。光回線4社の工事費用とキャンペーンを比較してみましょう。

ソフトバンク光

・工事費は一括で26,400円

ただし、光ファイバー導入済みのマンションなど、立ち会い不要の場合は2,200円

・他社から乗り換えの方限定で最大24,000円のキャッシュバック

ソフトバンク光は、他社から乗り換えの方に限り、工事費用を最大24,000円キャッシュバック、または月額基本料金を最大1,100円×24ヶ月間割引のキャンペーンを実施しています。

他社から乗り換えを検討中の方は、工事費用が実質無料となるチャンスです。

ドコモ光

・工事費

戸建て:19,800円

マンション:16,500円

・新規工事料無料特典あり

ドコモ光は、新規の工事費用が戸建て19,800円、マンション16,500円のところ、現在工事費用無料のキャンペーンを実施しています。キャンペーンの適用条件はお申し込みから7ヶ月以内に利用を開始するだけなので、光回線導入を考えている方なら誰でも利用できるキャンペーンです。

So-net光プラス

・工事費は合計26,400円(分割払いのみ)

月々の工事費の支払額は初月990円、2~36ヶ月726円

・70,000円のキャッシュバック特典あり

・新規工事費実質0円特典あり

So-net光プラスでは、新規入会で70,000円キャッシュバックのキャンペーンを実施中です。加えて、毎月支払う回線工事費も割引され、工事費用も実質無料と、かなりお得感があります。

ビッグローブ光

・工事費

戸建て:19,800円

マンション:16,500円

ただし、光コンセントが設置されている場合は戸建て、マンションともに8,360円

・キャッシュバック・月額料金大幅値引きから選べる特典あり

・新規工事費実質0円特典あり

ビッグローブ光では、新規入会の方向けに選べる特典を用意しています。

・特典A:40,000円のキャッシュバック

・特典B:月額料金1,628円相当を12ヶ月間値引き

上記、特典Aと特典Bのいずれかを選択することが可能です。

加えて、新規工事費実質0円特典もあります。工事費用の負担額が毎月の支払いから36回割引されるので、工事費は実質無料です。

ここまでで、光回線4社の工事費用とキャンペーン情報を紹介しました。でも、「もっと安くしたい」「できるだけお得に光回線を導入したい」という方もいるのではないでしょうか。

光回線の工事内容

「光回線の工事ってどんなことをするの?」という方のために、工事内容を簡単に説明します。工事内容について大まかに知っておくと、工事当日の立ち会い時に役立つでしょう。

1.家の中に光ファイバーケーブルを引き込む

まず、電柱から光ファイバーケーブルを家屋へ引き込みます。アパートやマンションなどの集合住宅の場合は、共有スペースのスプリッタを経由して電柱から引き込んだ光ファイバーケーブルを各部屋に引き込みます。

光回線は電話線の配管やエアコンの通気口を利用して室内に引き込むのが一般的です。ケーブルを引き込むのに適切な穴がないときは、壁に小さな穴をあけて引き込むこともあります。

2.光コンセントを設置する

光ファイバーケーブルを室内に引き込んだら、室内の壁に光コンセントを設置します。光コンセントには一体型タイプ分離型タイプがあり、住宅の状況などに合わせていずれかが選ばれます。

・一体型タイプ:ほかのコンセントと一緒にまとめて、壁に設置するタイプ

・分離型タイプ:ほかのコンセントから独立している。壁からケーブルを出して繋ぐタイプ

両者の見た目は異なるものの、機能は同じなのでどちらを使っても問題ありません。

3.HGW(またはONU)の設置

光コンセントの設置後は、光コンセントと通信機器を繋ぐのに必要となるHGW(またはONU)を設置し、それぞれの機器を接続します。その後、開通できるかテストを行い、問題がなければ工事は完了です。

工事に必要な期間と時間

光回線を申し込んでから開通工事が行われるまでには、待つ時間があります。申し込んだらすぐにインターネットが使えるようになるわけではないので注意しましょう。

工事までにかかる期間は2~4週間ほど

申し込みから開通工事までにかかる期間の目安は2~4週間です。申し込み後、2週間くらいで来てもらえたら早いほうで、1ヶ月くらいかかるのが普通と思っておくと良いでしょう。

特に春の引っ越しシーズンは繁忙期のため、工事までさらに時間がかかる可能性が高いです。引っ越しが決まったら、できるだけ早く申し込んでおくようおすすめします。

工事の作業時間は1~2時間ほど

回線工事の作業時間は1~2時間が目安です。すでに回線が導入されている場合は、比較的早めに完了します。

ただし、回線によっては工事が2回必要なものもあり、別の日にも作業が必要なこともあります。

光回線工事前に確認すること

光回線の工事を申し込む前には、以下の点を確認しましょう。

利用したいエリアが光回線の提供エリアか?

光回線には提供エリアがあり、エリア外だと光回線を利用できません。申し込みの前には、必ず利用するエリアが光回線の提供エリアに含まれているか確認しておきましょう。

エリアの確認方法は、利用したい光回線によって異なります。あらかじめホームページなどで確認しておくと良いでしょう。

部屋では光回線工事が可能か?

賃貸の場合、管理会社かオーナーに光回線工事が可能かどうか問い合わせておきます。壁の穴開け工事が必要になるなら、その点についてもあわせて許可を得ておきましょう。

また、退去時に設備をどうすると良いかについても確認しておくと、引っ越しなどのタイミングで退去する際に確認の手間が省けます。

過去に光回線工事が行われていないか?

アパートやマンションで過去に光回線工事が行われていた部屋であれば、工事の立ち会い不要で開通できることがあります。部屋に光コンセントがないか探し、管理会社がオーナーに確認しましょう。

戸建て住宅でも賃貸や中古物件を購入した場合は、不動産会社に確認してみるようおすすめします。

光回線工事についてよくある質問

光回線工事について、よくある質問にお答えします。

工事には立ち会いが必要?

光回線の工事では、光ファイバーケーブルを部屋の中まで引き込む必要があるため、基本的に立ち会いが必要です。追加費用はかかる可能性が高いですが、土日祝日や夜間などの工事も可能なので、仕事の休みなどを利用して工事に立ち会いましょう。

光ファイバーケーブルの引き込みと光コンセントの設置が完了している場合は立ち会いが不要です。ただし、この場合も工事業者の判断で立ち会いが必要となることもあります。

工事では壁に穴あけは必要?

基本的には電話線の配管やエアコンの通気口を利用するため、新しく穴をあけることはありません。

ただし、光ファイバーケーブルを通せそうな穴がない場合、穴をあける必要があります。穴のサイズは1cmほどで、隙間はシーリングで埋めるので、気密性や外観への影響はほぼないでしょう。

まとめ

光回線を導入するためには、光ファイバーケーブルを屋内に引き込むための開通工事が必要です。工事費用はプロバイダーによって異なりますが、各社が実施しているキャンペーンを利用すると、工事費用が無料になることもあり、初期費用を抑えることができます。

お得に光回線をはじめたい、工事費用を節約したいと考えている方は、光回線各社のキャンペーン情報をチェックしてみるようおすすめします。そうすれば、条件の良いキャンペーン情報を知ることができるでしょう。