工事が遅いのは本当?ソフトバンク光の工事にかかる期間とは

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ソフトバンク光への乗り換えや新規契約を検討している人の中には、申し込みから開通までの期間が気になるのではないでしょうか。


そこで今回は、以下の事柄について解説します。


・過去のソフトバンク光は工事が遅かったが現在は解消されている

・現在は申し込みから開通までにかかる期間は1~2ヶ月


この記事ではこれらを詳しく解説していきます。引っ越しや乗り換えのあと、すぐにインターネットを利用したい方は、本記事の内容を参考にしてください。

ソフトバンク光|工事が遅かったのは事実

ソフトバンク光はサービス開始当初、実際に工事が遅く迅速な対応ができなかった時期がありました。この項目では、ソフトバンク光の開通工事が遅かった理由と、現在の状況について解説します。

なぜ工事が遅くなったの?

ソフトバンク光は、2015年3月1日にサービスを開始しています。開始当時は、新年度を迎えるための引っ越しシーズンだったこともあり、想定していた申込者数を大幅に超える申し込みがありました。

そのため、工事が遅れてしまっただけでなく迅速な対応もできなくなり、評判を大きく下げる事態になったのです。

工事が遅くなった理由は、申込者に対して工事業者が不足したことがあげられます。それぞれの地域にいる工事業者には限りがあるため、対応できなくなってしまったのです。

また、工事が遅れたことによる確認や苦情などの問い合わせが殺到し、コールセンターもパンク状態になりました。1時間経ってもつながらない状態に、ユーザーの不満はさらに大きくなってしまったのです。

現在はどうなっているの?

現在は申込者数も落ち着いており、工事が遅れることはありません。サービス開始当時の問題点についても対策が講じられ、サービス内容も改善し、顧客満足度1位を獲得するまで評判も回復しています。

実際に工事や対応が遅れたのは、申し込みが殺到した2015年前半のことで、2015年後半からは工事の遅れやコールセンターの不通もなくなり、問題は解消しています。

申し込みから開通までにかかる期間

申し込みから開通までの期間は、工事が必要かどうかによって決まります。基本的にソフトバンク光を開通するためには工事が必要ですが、状況によっては工事が不要になる場合もあります。

・工事が必要な場合…約1~2ヶ月

・工事が不要な場合…約2週間

この項目では、申し込みから開通までの期間について、状況別に詳しく解説していきます。

工事が必要な場合

ソフトバンク光に新規で契約する場合、工事が必要です。新規契約に該当するのは、以下のような事業者からソフトバンク光に乗り換える場合です。

・独自回線(auひかり、NURO光)

・地方電力系回線(eo光、コミュファ光、メガエッグ、ピカラ光、BBIQ)

・ケーブルテレビ(JCOMやイッツコム、Baycom)

・Yahoo!BB ADSL、モバイルルーター

また、はじめてインターネット回線に契約する方も新規契約に該当します。

申し込みから工事までの日数

工事までの日数は、時期によって大きく異なります。

・通常期・・・1ヶ月程度

・引越しシーズン・・・2ヶ月程度

3~5月の引っ越しが多くなる時期は、工事までに2ヶ月以上かかることもあります。この時期に工事を希望する場合は、なるべく早めに申し込むようにしましょう。

新規でも工事が不要なケース

引っ越し先のマンションが、前の入居者が使用していたインターネット設備を撤去しないまま退去している場合は、工事が不要になります。

この場合はNTT局内で行われる切り替え作業だけで、インターネットは使用できるようになります。工事が行われるまでの期間を待つ必要がないため、比較的早くインターネットを始められるでしょう。

工事が延期になるとき

工事には、電柱から建物まで光ケーブル(光回線)を引き込む「屋外工事」と、建物から室内まで光ケーブルを引き込む「室内工事」があります。

このうち、屋外工事は天候が悪いと実施できないため、状況によっては工事が延期になる場合があります。すでに入居者がいるマンションでは、屋外工事は終わっていることもあるでしょう。

工事が不要な場合

転用や事業者変更の場合は、開通工事が不要です。工事不要の場合は、申し込みから2週間程度で開通できるでしょう。工事が不要になる状況は、「転用」と「事業者変更」です。

転用

「転用」とは、NTTフレッツ光からソフトバンク光への乗り換えのことです。ソフトバンク光は、NTTフレッツ光の回線を活用している光コラボ事業者のため、同じ回線設備でソフトバンク光を利用できます。

フレッツ光の回線設備はそのまま引き継がれるため、開通工事は不要です。もちろん、工事費も発生しません。

ただし、転用する際に速度が速いプランへと変更すると、工事費が発生する場合があるので注意しましょう。

事業者変更

「事業者変更」とは、ほかの光コラボ事業者からソフトバンク光への乗り換えのことです。

ほかの光コラボ事業者からソフトバンク光へ乗り換えるだけなので、利用中の回線設備をそのまま使用できます。そのため、工事の必要もなく、工事費もかかりません。

主な光コラボは以下の事業者です。

・ドコモ光
・OCN光
・So-net光
・ビッグローブ光
・U-NEXT光
・ぷらら光
・@nifty光
・excite光
・Marubeni光
・AsahiNet光
・楽天ひかり
・IIJmioひかり
・enひかり
・@スマート光
・TSUTAYA光
・broad光 など

工事までになぜ時間がかかるの?

ソフトバンク光は光コラボ事業者のため、実際に工事を行うのはNTTの工事業者です。ほかの光コラボ事業者の工事も、同様にNTTの工事事業者が行っています。

NTTの工事事業者は、日本各地のインターネット回線工事に対応する必要があります。申し込みからすぐに工事を実施することができず、工事まで2週間~1ヶ月近くも時間がかかってしまうのは、そのためです。

開通前でもネット環境が利用できる「開通前レンタルサービス」

申し込みから工事までの期間が長くなる場合でも、ソフトバンク光なら工事中でもインターネットを利用することができる「開通前レンタルサービス」があります。

開通前レンタルサービスとは、ソフトバンク光が開通するまでの期間に、AirターミナルもしくはPocket Wi-Fiを無料で貸してもらえるサービスです。

レンタル料や通信料などは無料で、接続機器を返却する際の送料もかかりません。申し込みから4~7日程度で接続機器が届き、開通したら返却するシステムとなっています。

貸し出されるAirターミナルやPocket Wi-Fiには、速度制限はありません。開通まで通信制限を気にすることなく、自由にインターネットを楽しむことができます。

開通前レンタルサービスは、以下のいずれかの条件を満たすことでサービスが終了します。

・ソフトバンク光の開通日
・ソフトバンク光の申し込み日から起算して180日目
・ソフトバンク光をキャンセルした場合

また、サービス利用中は以下の点にも注意しましょう。該当する場合、違約金が発生することがあります。

・機器を壊してしまった
・期日を過ぎても返却がない

返却しない場合の違約金は非常に高額なので、機器は必ず期日までに返却しましょう。

まとめ

今回は、ソフトバンク光の工事が遅くなった理由と、現在の状況について解説しました。ソフトバンク光は、サービス開始当初の2015年3~4月ごろ、申込者が殺到したことによって工事や対応が遅れることがありました。

しかし、2015年の後半には状況が改善し、現在は顧客満足度1位を獲得するまでに評判は回復しています。現在の開通工事はスムーズに行われるので、ソフトバンク光を検討中の方は安心して依頼しましょう。