ソフトバンク光の開通工事の流れとは!工事の内容、費用も紹介

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ソフトバンク光を利用するには、自宅に光回線を引かなければいけません。光回線を引き込むために専用機器を自宅に取り付ける開通工事が必要です。


そのため、光回線の利用を検討している人の中には、開通工事の内容や流れ、費用が気になるという人も多いのではないでしょうか。この記事では、ソフトバンク光の工事に関して紹介していきます。


・光回線を新たに室内へ引き込むなら開通工事が必要。

・既存の設備があるなら、NTT局内の工事だけで済む場合も。

・フレッツ光からの転用や、光コラボからの事業者変更であれば工事は不要。

・ソフトバンクでは、新設工事費が実質無料になるキャンペーンが実施中。

ソフトバンク光を利用するなら工事が必要?

まずは、工事を必要とするケースとそうでない場合を紹介していきます。

工事が必要な場合

過去に光回線を利用したことがない場合、派遣工事が必要です。また、新規契約でなくとも、過去に利用していた光回線業者がNTT以外の場合も工事が必要です。

※NTT以外の光回線業者・・・例:NURO光、電力系の光回線事業者など。

早ければ、申し込みから2週間ほどで工事が完了して利用できますが、引っ越しが集中する3~4月は、2ヶ月以上の時間を要する可能性があります。

すぐにインターネットを利用したい場合は、「開通前レンタル」というソフトバンク光のサービスがおすすめです。工事の日まで無料でWi-Fi機器が借りられるサービスを利用できます。

工事が必要ない場合

すでにNTTの光回線が室内まで引き込まれていれば、派遣工事は不要です。NTT局内の工事だけで完了します。

フレッツ光からの乗り換えであれば「転用」、ソフトバンク光と同じく「光コラボ」からの乗り換えであれば「事業者変更」という扱いになり、同じく派遣工事は不要です。NTT局内の工事も発生しません。

ソフトバンク光の工事の前に確認すべきこと

この項目では、工事の前に確認すべきことを紹介していきます。

エリアを確認する

新規にソフトバンク光を利用するときは、自宅で使えるのか事前に確認する必要があります。ソフトバンク光のエリア外であれば導入はできません。

対象エリアについては、ソフトバンク光の公式サイトに掲載されているサポート電話または、チャットで確認できます。

賃貸住宅(マンション)はオーナーや管理会社に確認する

自宅が賃貸住宅の場合は、オーナーや管理会社の許可が必要です。光ケーブルを引き込むために穴を開ける必要があるため、許可が下りない可能性もあります。

穴の大きさは直径1cm程度です。防水加工されるため、雨水や虫が入り込む心配はありません。

ただし、オーナーによっては許可しなかったり、許可しても退去の際に原状回復を必要となったりすることもあるでしょう。

戸建住宅は設置場所を確認する

集合住宅であれば、共用スペースにある「MDF」という設備に光ケーブルを引き込み、そこから各部屋に配線するという流れです。

配線は既存の配管を使いますが、何らかの理由で配管が使えないと、穴開けが必要になる場合もあります。

工事ができるようであれば、ONU(回線終端装置)や光BBユニット(またはホームゲートウェイ)といった機器を置く場所を決めておきましょう。コンセントが不足していたり、遠かったりするようであれば、電源タップも用意しておきたいところです。

ソフトバンク光の工事内容とは

では、実際にどのような工事が行われるのか、流れを確認しておきましょう。

戸建住宅

戸建住宅に開通工事する際の流れを紹介していきます。

1.工事日を決める

申し込む際に希望の工事日を伝えます。後日SMSや書面で具体的な工事の日時のお知らせが届きます。立ち会いが必要であれば、予定を確保しておきましょう。

2.必要な機器を受け取る

工事の2~3日前には、ソフトバンク光の各サービスを利用する上で必要な機器が届きます。この時点では、そのまま保管しておきましょう。

3.室内に光ケーブルを引き込む

工事では、近くの電柱から建物に向かって光ケーブルを引き込みます。室内まで引き込んだら、光コンセントを設置し、ONU(回線終端装置)と接続して完了です。

ここまではNTTの作業員が行います。所要時間は1~2時間程度ですが、光テレビも利用するとなれば、さらに1~2時間ほどかかるでしょう。

4.機器を接続する

ソフトバンク光の各サービスを利用するには、ONUと専用機器を接続しなければいけません。単にパソコンでインターネットを利用するだけなら、ONUとパソコンをLANケーブルで接続し、パソコン側でユーザー認証設定(PPPoE設定)をすれば完了です。

無線LANや光電話を利用するのであれば、ソフトバンクからレンタルしている光BBユニットや手持ちの無線ルーターなどを接続します。

通常であれば、自力で接続・設定しなければいけませんが、「光セットアップサポート(9,900円)」を利用すると、以下の設定をサポートしてくれます。

・配線Wi-Fi
・電話
・PCメール
・セキュリティ
・テレビ など

賃貸住宅

住まいの賃貸住宅がソフトバンク光非対応の場合、開通工事が必要になります。その流れを紹介していきます。

1.工事日を決める

光回線の申し込み時に希望日を設定します。後日、工事日時の案内連絡がきます。立ち会いが必要になる可能性が高いため、予定を空けておきましょう。

2.必要な機器を受け取る

工事の2,3日前にソフトバンク光を開通するために必要な機器が届きます。この時点では、そのまま保管しておきましょう。

3.建物に光ケーブルを引き込む

集合住宅に初めて光回線を導入するときは、電柱から共有スペースにあるMDFに向けて、光ケーブルを引き込まなければいけません。MDFに鍵がかけてあるなら、工事の日程が決まった時点で、オーナーや管理会社に連絡して解錠を依頼しましょう。

4.室内へ配線する

MDFから室内をつなぐ配線作業がおこなれます。配線したケーブルに接続端子を取り付け、ONUと接続して完了です。

5.機器を接続する

戸建住宅と同様に、自力で必要な機器を接続します。光セットアップサポートを利用することも可能です。

ソフトバンク光の工事費用

最後に、ソフトバンク光の工事でかかる費用を紹介していきます。

新規契約の場合

工事内容によって費用は異なります。

・派遣工事が発生する・・・26,400円
・室内の配線工事のみ・・・10,560円
・NTTの局内工事のみ ・・・2,200円

既存の設備が完備されており、室内までの配線が必要な場合は10,560円となります。ただし、部屋まで光ケーブルを配線するとき、室内に光コンセントがなかったり、従来の電話線を使うVDSL方式で配線したりするときは、26,400円が必要になります。

既存の設備が完備されており、室内までの配線もある場合は、NTTの局内工事(無派遣工事)となり、費用は2,200円です。

フレッツ光を利用している場合は工事費0円

これまでフレッツ光を利用していた場合は、「転用」という扱いとなり、工事費は発生しません。契約事務手数料の3,300円だけです。

ただし、転居を伴ったり、回線や建物(戸建からマンション、マンションから戸建)の種類が変わったりすると、工事費が発生する場合があります。

他社の光コラボレーションを利用している場合も0円

他社の光コラボレーションを利用している場合も、「事業者変更」という扱いになり、工事費は発生しません。契約事務手数料の3,300円だけです。転居を伴ったり、回線の種類が変わったりすると、工事費が発生する場合があります。

工事費を抑えるには

ソフトバンク光では、工事費相当額を24ヶ月にわたって月額料金から割り引くキャンペーンを実施中です。24ヶ月利用することで実質無料になります。

対象は、新規ブロードバンド回線を導入している、または、他社から乗り換えて26,400円の工事費が発生したユーザーです。

乗り換えにあたっては、他社で発生する違約金や撤去工事費、端末代金の残債を最大10万円までキャッシュバックしてくれるキャンペーンも実施中です(2021年10月現在)。

このように、特典やキャンペーンを利用して工事費を抑えることができます。

まとめ

ソフトバンク光では、新たにNTTの光回線を室内まで引き込む場合に、NTTの業者が訪れる派遣工事が行われます。既存の設備があれば、NTT局内の工事だけで済んだり、工事なしで利用できたりするので、派遣工事はありません。

工事費は最大で26,400円かかりますが、条件を満たせば、キャンペーンで実質無料になります。