ソフトバンク光が繋がりにくいと感じたら|試すべき3つの方法

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ソフトバンク光を利用していて、インターネットに繋がりにくいと感じたことはないでしょうか。ソフトバンク光が繋がりにくい原因は大きく分けて4つです。それぞれ、以下のような対処ができます。


・回線が混雑している→IPv6を利用、光BBユニットをレンタルする

・光BBユニットが古い→最新のものに交換する

・LANケーブルが古い→交換する

・マンション設備の問題→IPv6を利用、光BBユニットを最新のものにする


本記事では、ソフトバンク光が繋がりにくいときにまず試すべきこと、考えられる原因と対処法について見ていきましょう。

ソフトバンク光が繋がりにくい!まず試すこと

ソフトバンク光でインターネットが繋がりにくくなっても、接続の状況次第では一時的な対処で解決することもあります。繋がりにくいと感じたら、まずは以下に紹介する3つの方法を試してみましょう。

1.機器の電源を入れ直してみる

光BBユニットやモデム(ONU)は、コンセントに電源を差し込んだまま起動している状態が続くと、パフォーマンスが下がり、インターネットに繋がりにくくなってしまうことがあります。

ソフトバンク光が繋がりにくいと感じたら、光BBユニットやONUをリセットするためにも以下の手順で電源を入れ直してみましょう。機器のリセットだけでなく、一時的な不具合なら電源の入れ直しで解消することもあります。

電源を切る順番

1.パソコンやスマートフォンの電源を落とす

2.光BBユニットの電源プラグを抜く

3.ONU(NTTロゴ入りの機器)などの電源プラグを抜く

すべての機器の電源を切ったら、30秒ほど時間を置いた後、電源を入れて再起動させます。電源を入れる順番は、切る順番とは逆の順番で行いましょう。

2.Wi-Fiの設定と位置を見直してみる

パソコンやスマートフォンに表示されるWi-Fiの電波が弱く、インターネットが繋がりにくいときは、周波数の変更や光BBユニットの設置場所の変更で解決できることがあります。

まず、周波数についてです。Wi-Fiの周波数帯には2種類あります。5GHzと2.4GHzです。5GHzは、障害物に弱いものの通信速度が速い周波数帯。2.4GHzは、通信速度は速くないものの障害物に強く遠くまで電波が届きやすい周波数帯になります。

インターネットに繋がりにくいと感じたら、5GHzなら2.4GHzへ、2.4GHzなら5GHzへ周波数帯を変えてみましょう。

現在、5GHzなら障害物が、2.4GHzなら家電の周波数との干渉で通信状況が悪くなっている可能性があります。原因が障害物や家電の干渉によるものあれば、周波数帯の変更で改善する可能性があります。

また、電波が弱いのであれば、光BBユニットの設置場所を変更するのも有効です。光BBユニットを床に直接置いたり、部屋の隅や窓際に置いたり、押し入れに置いたり、家電の近くに置いたりすると、電波が弱くなってしまうことがあります。

電波が部屋全体にしっかり届くようにするためにも、障害物や家電の近く、部屋の隅などは避けて設置するようにしましょう。光BBユニットの移動が可能であれば、床から1~2mほど離した部屋の中心に設置するのがベストです。

3.配線を確認する

ソフトバンク光が繋がりにくいときは、配線も確認してみましょう。

たとえば、光BBユニットとパソコンを、LANケーブルを使って直接繋いでいる場合、配線の緩みで繋がりにくくなることがあります。ケーブルの差し込みに緩みはないか、今一度、配線がしっかり接続できているかを確認しましょう。

また、ソフトバンク光を導入したばかりで、ソフトバンク光に繋がらない、または繋がりにくいとときは、配線自体に問題がある可能性もあります。

ソフトバンク光の公式サイト「らくらく配線ツール」で、ご自身の配線環境を選択することで配線図を確認できますので、導入したばかりなら配線が正しいかも確認してみましょう。

らくらく配線ツール|SoftBank光

ソフトバンク光が繋がりにくい4つの原因と解決策

ソフトバンク光が繋がりにくいときに試すべき3つの方法を紹介しましたが、いくつか試しても解消されないことがあります。繋がりにくいままの場合、以下の4つの原因が考えられるでしょう。ソフトバンク光が繋がりにくい原因と、その解決策を紹介します。

原因1.回線が混雑している

ソフトバンク光が繋がりにくい原因のひとつは、回線の混雑です。特に、夜18時から24時くらいが繋がりにくいときは、回線の混雑で通信速度が低下している可能性が考えられます。

インターネット回線は、プロバイダが地域ごとに設置する設備に依存しているものです。各設備にはデータ通信の許容量があり、インターネット回線を利用するユーザー数が多いと許容量に達してしまうことがあります。

特に、18時から24時という時間帯は、仕事や学校が終わって、自宅でインターネットを使用するユーザーが多い時間帯です。利用するユーザーが少ない日中に比べて、通信速度は落ちます。

ほかのプロバイダで問題がないのにもかかわらず、ソフトバンク光で繋がりにくいと感じやすいのは、ソフトバンク光のユーザー数が多いためです。

解決策は、通信の混雑を避けやすいIPv6を利用すること。光BBユニットがあればIPv6 IPoE + IPv4というオプションが利用できるため、IPv6の利用が可能です。光BBユニットは月額513円でレンタルできます。

原因2.光BBユニットが古い

光BBユニットは古い順に、光BBユニット2.1(E-WMATA2.1)、光BBユニット2.2(E-WMATA2.2)、光BBユニット2.3(E-WMATA2.3)、光BBユニット2.4(E-WMATA2.4)の4種類があります。

このうち、光BBユニット2.1や光BBユニット2.2は、最高速度が遅く、周波数帯2.4GHzにしか対応していません。光BBユニットの型番などを確認して見て、古いものであれば、光BBユニットが繋がりにくい原因になっている可能性があります。

解決策は、光BBユニットを最新のものにすること。ソフトバンク光に連絡をして、古い型から新しい型のものへ交換してもらいましょう。

原因3.LANケーブルが古い、劣化している

ソフトバンク光でインターネットを利用するためには、ONUと光BBユニットをLANケーブルで繋がなくてはなりません。この、LANケーブルの劣化も通信速度を妨げる原因のひとつです。

LANケーブルは消耗品ではありますが、見た目でわからなくても劣化していることがあります。ほかの方法を試しても改善しないときは、LANケーブルの交換を試してみましょう。

なお、LANケーブルを交換する際に注目したいのが、カテゴリです。LANケーブルは劣化だけでなく、LANケーブルそのものが古いことで通信速度を低下させていることもあります。

カテゴリの数字は大きいほど新しいので、交換するLANケーブルはできるだけ最新のものにしましょう。カテゴリは、5eや6あたりがおすすめです。

原因4.マンションの設備によるもの

マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる人で、ほかの方法を試しても通信速度が改善しないときは、マンションの設備が原因の可能性があります。

集合住宅は、光回線を直接引き込む戸建てと異なり、1本の光回線を集合住宅に住む利用者で共有する仕組みのためです。そのため、集合住宅に住む人の利用が重なると通信速度が低下する現認になります。

ほかには、マンションの設備自体が通信速度に影響を与えている可能性も考えられるでしょう。マンションの回線設備には、光回線方式、LAN方式、VDSL方式があり、方式によって最大速度が変わるためです。

回線設備の中でもVDSL方式は、最大通信速度が100Mbpsと遅く、インターネットの利用に不便を感じることもあります。

マンション設備が原因の場合は、根本的な解決は難しいです。しかし、IPv6を利用したり、光BBユニットを最新のものに交換したりすることで速度が改善される可能性はありますので、できる範囲で対策を行いましょう。

まとめ

ソフトバンク光が繋がりにくい原因はいくつか考えられます。通信速度が遅いと感じたら、本記事で紹介した方法を試してみてください。