転用承諾番号とは
転用承諾番号とは、フレッツ光から光コラボに転用する際に必要な番号のことです。光コラボの会社は、フレッツ光の提供する光回線を用いることで、独自の料金やサービスを組み合わせて顧客に提供しています。
光コラボとは、光回線とプロバイダが一体となったサービスのことです。
光コラボは、光回線とプロバイダを一体で販売することによって、フレッツ光の標準サービスよりも料金を安く設定し、サービスも充実しているのが特徴です。
転用承諾番号を取得して転用をする方法
フレッツ光から光コラボに転用するには、転用承諾番号が必要になると紹介しました。ここからは、転用承諾番号取得の具体的な流れを説明していきます。
1.手続きに必要な情報を用意する
転用承諾番号の取得には以下のような情報が必要です。
・フレッツ光のID、ひかり電話番号、連絡先電話番号のいずれか
・契約者名
・利用場所住所
・メールアドレス
・利用料金の支払い方法
ID、ひかり電話番号、連絡先電話番号
フレッツ光のIDは、CAFではじまる13桁、またはLではじまる16桁の英数字です。フレッツ光契約時に通知されています。転用承諾番号取得の際には、フレッツ光のIDまたはひかり電話番号(ひかり電話番号を使用しているとき)が必要です。
フレッツ光のIDもひかり電話番号もわからないときに限り、申込時に登録している連絡先電話番号の入力が認められています。
契約者名
契約者名とは、フレッツ光契約時に登録した名前のことです。
利用場所住所
フレッツ光に登録している自身の利用場所の住所(自宅など)をいいます。
メールアドレス
転用承諾番号の取得はメールで通知されます。通知が受けられるメールアドレスを準備しておきましょう。
利用料金の支払い方法
転用承諾番号の取得にあたっては、現在、フレッツ光をどのように支払っているかの情報も必要です。さまざまな支払い方法があるのでチェックしておきましょう。
■例
1.NTTファイナンスのおまとめ請求でキャリアなどの料金と一緒に支払っている。
2.NTTコミュニケーションズのようなインターネットサービスプロバイダに支払っている。
3.おまとめ請求を利用せずにNTTファイナンスに支払っている。
2.NTTに転用承諾番号の申請をする
準備が整ったら、NTTに転用承諾番号の申請をします。申請は、オンライン、または電話、のいずれかで可能です。申請後は、後日、メールで転用承諾番号が通知されます。
オンラインでの申請
オンライン申請は、NTTの公式ホームページから行います。NTT東日本、NTT西日本のオンライン申請の時間はそれぞれ以下のとおりです。
受付時間:8:30~22:00(年末年始除く土日祝も営業)
光コラボレーションモデルをご検討・ご利用中のお客さま|NTT西日本
受付時間:7:00~25:00(年末年始除く土日祝も営業)
電話での申請
電話で申請する場合は、以下の電話番号へ電話します。受付時間は、いずれも9時から17時の間(年末年始除く土日祝も営業)です。
・NTT東日本:0120-140-202
・NTT西日本:0120-553-104
3.転用先の光コラボへ申し込む
NTTで取得した転用承諾番号は、光コラボの申し込みを行うときに必要です。番号を取得したら、転用先(新しく契約したい光コラボ)で契約の申し込みを行います。
取得した転用承諾番号の有効期限は、取得日から15日以内です。取得したら早めに契約を進めるようにしましょう。
また、光コラボの申し込みは、新規と転用のふたつがあります。フレッツ光から光コラボに契約を変える場合は、新規申し込みではなく、転用申し込みになりますので、申し込みの際には注意しましょう。
4.インターネット接続の設定をする
フレッツ光から光コラボへの転用は、すでに開通している光回線を利用して行われるため、開通工事などは行われません。
そのため、新規で光回線の申し込みをするよりも利用可能になるまでの期間が早いです。転用先である光コラボは、申請から1~2週間程度で利用できるようになります。
光コラボの申し込み後、利用開始に関する書類が送られてきますので、利用開始まで失くさないようにしましょう。書類には、回線終端装置の設定など、インターネット接続に必要な情報が記載されています。
フレッツ光から光コラボに転用する際の注意点
ここまで、転用承諾番号とは何か、転用承諾番号はどのように取得するか説明してきました。最後に、転用前に知っておきたい、フレッツ光から光コラボに転用するときの注意点を紹介します。
プロバイダを変更しなければならない場合がある
フレッツ光を契約中なら、光回線とは別にプロバイダの契約をしているでしょう。光コラボに関しても、支払いが一体になっているというだけで、プロバイダとの契約は必要です。
しかし、フレッツ光では契約できても、転用先の光コラボでは、フレッツ光で利用していたプロバイダを引き続き利用できないこともあります。光コラボで利用できるプロバイダは、光コラボの業者によって異なるためです。
プロバイダが変わることのデメリットは、プロバイダで利用していたメールアドレスやセキュリティなどのサービスが利用できなくなること。
転用先に利用中のプロバイダがない場合は、利用しているプロバイダのメールアドレスの代わりになるメールアドレスを用意しておく、代わりのセキュリティサービスを探しておくなど、転用とあわせて準備を進めておきましょう。
通信速度は改善しない場合がある
フレッツ光の通信速度が不満で、光コラボに転用したいと考えている人もいるのではないでしょうか。通信速度に関しては、光コラボもフレッツ光と同じ回線を利用するため、改善しない場合がある点に注意が必要です。
通信速度に問題を感じているなら、回線業者自体を変えるか、契約しているプランを見直すか検討する必要があります。
回線を変更しなくても、プロバイダを変更することで通信速度が改善する可能性もあります。転用にあわせてプロバイダの選択も検討すると良いでしょう。
解約されないオプションサービスがある
フレッツ光から光コラボへの転用によって、光回線の契約先は移行します。しかし、フレッツ・テレビなど、一部のフレッツ光のオプションサービスは、フレッツ光の解約と同時に自動的に解約されません。
解約されなかったフレッツ光のオプションサービスは、フレッツ光を解約したあとも利用継続となりますので、使用していなくても料金が発生することになります。
フレッツ光で回線以外にオプションを契約している場合は、オプションサービスの扱いが解約後にどうなるか、事前に確認しておきましょう。フレッツ光解約後も継続するオプションがあれば、どのように解約の手続きをするのかも確認しておくと良いです。
まとめ
フレッツ光から光コラボに転用するには、NTTで転用承諾番号を取得する必要があります。転用承諾番号には有効期限がありますので、期限切れにならないように、あらかじめ転用先に目途を付けてすぐに契約できるようにしておきましょう。
また、この記事で紹介したプロバイダの変更やオプションサービスの解約など、注意点をよく確認しておくことをおすすめします。
なお、光コラボにもさまざまなものがありますので、自分にあったサービスを選択したいなら、ネオリープ社への相談がおすすめです。