光回線テレビとは?おすすめのサービス会社も紹介!

この記事は約8分で読み終わります。

テレビを見るためにはアンテナを設置するのが常識と思われていましたが、最近では光回線を使ってテレビを見るスタイルが増えてきています。光回線にはどのようなメリットがあるのでしょうか。


・光回線のメリットは、「アンテナが不要」、「初期費用が安い」、「チャンネル数が多い」こと

・光回線のテレビサービスには「ひかりTV」、「フレッツ・テレビ」、「電力会社の光テレビ」、「ケーブルテレビ」がある

・光コラボを使えばお得に契約できる


今回は、光回線でテレビを見ることの魅力や視聴方法などにも触れながら、それぞれのサービスについてまとめて紹介します。

光回線でテレビを視聴する3つの魅力

光回線でテレビを見ることには、どのような魅力があるのでしょうか。光回線でテレビを視聴する3つの魅力について解説します。

1.アンテナがいらない

アンテナが不要なのは大きなメリットです。アンテナをベランダや屋根などに設置してテレビを見ていると、悪天候のときに画面映りが悪くなってしまいます。しかし、光回線であればアンテナは不要のため、このように悪天候に左右されるようなことはなく、テレビを楽しめます。

また、アンテナの工事が必要ないので、回線とテレビサービスを一緒に申し込めば、工事は1回のみになります。工事の日取りや見積もりをとるなどの、一連の流れを何度も行う必要がありません。すぐにテレビを楽しむことができます。

2.初期費用が安い

アンテナを設置するときは、アンテナの料金や設置工事の工賃などの費用がかかりますが、光回線を利用するときは初期費用が安く済みます。

もちろん、光回線も工事が必要になるので工事費は発生します。ただ、工事費用が無料になったり、割引になったりする特典を用意している会社もあるので、このような特典を利用すれば、アンテナを立てるよりも工事費用は安く抑えられるのです。

工事費用をなるべくかけずに光回線を使用したい場合は、さまざまなサービス会社のプランや特典、キャンペーンなどを見比べながら、自分にとってお得な特典を出している業者を選びましょう。

3.チャンネル数が多い

光回線なら、地デジはもちろんBS、CSのみならず、多彩な専門チャンネルがあります。ビデオプランがある場合は、多くのオンデマンド動画を楽しめます。テレビを見るのが好きな人にとっては、チャンネル数が多いのは大きなメリットでしょう。

オプションによっては、さらにチャンネル数を増やすことができるため、家族でどういったチャンネルを見たいのか話し合って決めることをおすすめします。

光回線でテレビを視聴する方法

光回線でテレビを視聴するにはどうすれば良いのでしょうか。手続きや確認事項がイメージできないという人も多いと思います。ここでは、これから光回線でテレビを見たいという人向けに、光回線でテレビを視聴する方法を紹介します。

光回線がつながっているか確認する

まずは、自宅が光回線を使える環境にあるかどうかを確認しましょう。すでに光回線が入っている場合、契約は必要ありません。まずは自宅が光回線につながっているか、つながっていなければ接続が可能かどうか調べましょう。

光回線が利用できる環境を整えなければ、契約をしても見ることができないので、まずは自宅の状況を確認することが大切です。

テレビサービスを申し込む

光回線につなぐ環境が整ったら、テレビサービスを申し込みましょう。光回線を契約している業者を通じて申し込めばOKです。光回線で使用できるテレビサービスは、「フレッツテレビ」、「ひかりTV」、「電力会社系の光テレビ」、「ケーブルテレビ」などがあります。

それぞれプランや料金、見ることができるチャンネルが異なるため、より家庭にぴったり合ったテレビサービスを選びましょう。

光回線の使っている回線によって、利用できる回線は異なるので確認が必要です。光回線で視聴できるテレビサービスについては、次項で詳しく紹介します。

光回線で視聴できる4つのテレビサービス

光回線で視聴できるのは「フレッツ・テレビ」、「ひかりTV」、「電力会社の光テレビ」、「ケーブルテレビ」の4つです。それぞれ月額料金や見ることができるチャンネルの種類が異なっています。それぞれの特徴について見てみましょう。

光回線

初期費用(目安)

月額料金(目安)

チャンネル

ひかりTV

なし

利用料1,100円~

ひかりTVチューナー500円

地デジ、専門チャンネル、BS

フレッツ・テレビ

契約料880円

工事費19,800円(戸建て住宅の場合)

月額825円+フレッツ光利用料

地デジ、BS、CS

電力会社の光テレビ

電力会社によって異なる

地デジ、BS、CS

ケーブルテレビ

会社によって異なる

5,200円~1万円

ほかのサービスに比べて多い

 

1.ひかりTV

ひかりTVとはNTTぷららが提供する光回線を利用したテレビサービスです。インターネットの光回線を利用してテレビや映画、アニメが視聴できます。多くのチャンネルを利用できるため、テレビ好きな人にはおすすめです。

ひかりTVを視聴するには、光テレビチューナーが必要となります。光テレビチューナーは月額500円でレンタル可能です。

レンタル費用がかかるといっても、2年間のプランに加入すれば、加入時から最大2ヶ月間は無料でレンタルできます。さらに、ひかりTVにはアンテナ工事が不要なので、初期費用を抑えることもできます。あまり費用をかけずに光回線でテレビを見たい人にはおすすめです。

また、利用するにあたってはチャンネルやプランに応じて月額費用が発生します。何がどれだけ見ることができるのかによって金額も異なります。ひかりTVが提供するプランは以下のとおりです。

・基本プラン…テレビ10h以上、月額1,100円(税込)

・ビデオざんまいプラン…テレビ10h以上、ビデオ14,000本以上、月額1,650円(税込)

・テレビおすすめプラン…テレビ50h以上、ビデオ無料分のみ、月額1,650円(税込)

・お値打ちプラン…テレビ50h以上、ビデオ14,000本以上、月額2,750円(税込)

テレビを見たいのかビデオを見たいのか、さらにはすべて見たいのかによってお得なプランが違います。ひかりTVで何を見たいのか、家族で考えて決めましょう。

2.フレッツ・テレビ

フレッツ・テレビは、NTT東日本が提供している「フレッツ光」の視聴サービスです。アンテナ不要で地デジやBS、CSを視聴できます。アンテナは不要ですが、初期工事が必要となるため、注意が必要です。

初期費用は、契約料880円、初期工事費19,800円(戸建ての場合。集合住宅の場合は16,500円)程度、テレビ視聴サービス登録料3,080円、フレッツ・テレビ伝送サービス工事費3,300円がかかります。

月額は、おおよそ825円です。これは、フレッツ・テレビ伝送サービス料とテレビ視聴サービス料が含まれています。

3.電力会社の光テレビ

電力会社の光テレビは、電力会社が提供している光テレビのサービスです。初期費用が高いことが多いため、キャンペーン中に申し込むのがおすすめです。月額料金は比較的安いので、長い目で見ればお得になる可能性もあります。

主な光テレビは、auひかり、eo光、コミュファ光、メガエッグ、ピカラ光、BBIQがあります。それぞれお住いの地域の電力会社が提供しているため、確認してみましょう。

4.ケーブルテレビ

ケーブルテレビは、専用の線をつなげてテレビを配信するサービスです。チャンネル数が多いので、テレビが好きな人にとってはお得なサービスといえます。光回線ではないことがあるため、インターネットの速度は光回線に比べると満足できないかもしれません。

フレッツ回線を選べば光コラボでお得に視聴できる

光コラボとは、フレッツ回線を借りてサービス提供する光回線のことです。各光回線サービスで名称は違いますが、実質的なサービスの質はフレッツ光と変わりません。回線契約がまだなら、光テレビと同時契約することで工事費などがお得になるというメリットがあります。

ここでは、主な光コラボ回線について紹介します。

ソフトバンク光テレビ

ソフトバンク光テレビは、スカパーJSAT(株)が提供している「テレビ視聴サービス」と同時に契約することによって、地上波とBSデジタル放送が受信できるサービスのことです。

ソフトバンク光テレビは、有料チャンネルを含むBSの全チャンネルに対応しているのが大きな特徴です。基本的に有料チャンネルはオプションになっていることが多いですが、ソフトバンク光テレビなら月額内で視聴可能となります。

月額利用料金は、テレビ伝送サービス利用料とテレビ視聴サービス利用料を合わせて825円です。

初期費用については、テレビ視聴サービス登録料3,080円を含んでさまざまな工事の料金がかかります。プランや台数、オプションなどによって工事費が大きく異なるため、注意が必要です。

ドコモ光テレビ

ドコモ光テレビは、ドコモが提供するサービスです。アンテナ不要で地デジやBSが楽しめるほか、新4K8K衛星放送にも対応しています。ドコモ光テレビを契約すると、ドコモのスマホ料金が安くなるのが特徴です。ドコモを契約している人には非常にお得なサービスとなります。

また、ドコモ光と同時に契約すると特典もあるため、インターネットやテレビ回線を1から揃えたいという人はぜひ同時契約も考えてみると良いでしょう。

ドコモ光テレビの月額利用料は825円となっています。初期費用は、基本工事量のほかに、テレビ視聴サービス登録料、テレビ接続工事料、「ドコモ光テレビオプション」の契約事務手数料などが必要です。工事の状況や自宅の設備によっても異なるので確認しましょう。

So-net光テレビ

So-net 光 テレビはSo-net提供のテレビ視聴サービスで「So-net 光 プラス」コースで利用できます。

新4K8K衛星放送の全チャンネル受信に対応しており、スポーツ・アニメ・映画の専門チャンネルが充実しているのが特徴です。エンタメやアニメなどが好きな人にとってはメリットが大きいといえます。

しかも、アンテナも専用端末もいらないため、契約後すぐに利用可能です。月額費用は825円、初期費用は工事費やテレビ視聴サービス登録料など諸々の費用がかかります。どういった工事をするのか、オプションをどうするのかにもよって金額が変わるので事前に確認しましょう。

ビッグローブ光テレビ

ビッグローブ光テレビは、アンテナを使わず、光回線を経由して地上波デジタル放送やBSデジタル放送、さらには新4K8K衛星放送を見ることができるサービスです。地上波デジタルテレビを使用する必要があるので、古いタイプのテレビの人は買い替えが必要になります。

ビッグローブ光テレビなら、月額料金は同じまま複数のテレビが視聴可能です。家族がそれぞれ自分のテレビを持っている家庭や、見たい番組が違う家庭などにおすすめとなります。

月額費用は、ビッグローブ光テレビ月額料金825円が必要です。初期費用はテレビ視聴サービス登録料や、基本工事費のほかにも工事の内容によって費用がかかります。自分がしたい工事はいくらぐらいかかるのかよく確認しておきましょう。

まとめ

今回は、光回線でテレビを視聴する方法について紹介しました。光回線でテレビを見る場合、アンテナ工事不要、天候に左右されないなどさまざまなメリットがあります。光回線のテレビサービスにはたくさんの種類があるため、自分に合ったものを選びましょう。