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光回線のプロバイダとは?
プロバイダとは、インターネットの接続事業者のことです。
光回線を利用するためには、光回線を提供する回線事業者との契約が必要です。とはいえ、まだこの段階ではインターネットの利用はできません。回線をインターネットにつなげる役割を担う、プロバイダとの契約も必要です。
光回線のプロバイダの選び方
光回線の利用にあたって、さまざまな事業者がプロバイダとしてサービスを提供しています。初めてプロバイダと契約をするのであれば、どのプロバイダを選択すれば良いのか悩んでしまうかもしれません。
プロバイダはどのような基準で選ぶと良いのでしょうか。ここでは、プロバイダ選びの4つのポイントを紹介します。
安さ
プロバイダ選びの1つ目のポイントは「安さ」です。
プロバイダごとに月額基本料は異なります。月額基本料は毎月発生する費用なので、今後の利用を見越して、できるだけ月額基本料金の安いプロバイダと契約しておきたいところです。
とはいえ、プロバイダによっては月額基本料割引などのキャンペーンを実施していたり、プロバイダそれぞれで工事費などの初期費用が違っていたりします。そのため、単純に月額基本料金だけでは比較しきれない部分もあるでしょう。
全体的な費用感で比較するなら、実質料金を確認するのがおすすめです。実質料金は、以下の計算式で算出できます。
【実質料金の計算式】
工事費や事務手数料などの初期費用 +(月額基本料×契約期間)- 割引やキャッシュバックなどのキャンペーンの額 = プロバイダの実質料金
速度
プロバイダ選び2つ目のポイントは、「速度」です。
プロバイダによって、通信スピードの速さは異なります。まずは、プロバイダが提供している最大通信速度を確認しましょう。「最大通信速度」は、最大でどの程度のスピードでの通信ができるか示した値です。
ただし、最大通信速度はあくまでも理論値なので、実際に利用したときの通信速度とは数値に差があります。常に最大通信速度で光回線を利用できるわけではありません。
最大通信速度だけでなく、実際の通信速度である実測値も比較するのがおすすめです。実測値は、実際に利用した人の感想が口コミサイトなどに掲載されているので、参考にしてみてください。
通信速度は、住んでいるエリア、どの接続方式に対応しているかでも変わります。エリアに関しては、プロバイダの契約数が少ない地域の方が通信は安定しやすいでしょう。
そのほか、通信方式は従来のIPv4より、IPアドレスが潤沢なIPv6の方が通信は安定します。通信速度はもちろん、IPv6の通信方式に対応しているかも確認しておくと良いでしょう。
スマホ割
キャリアスマホを利用しているなら、スマホと光回線のセット割で、インターネットをお得に利用できます。現在契約しているキャリアスマホを軸にプロバイダを選ぶのもおすすめです。
auスマホなら「auひかり」「So-net光」「ビッグローブ光」、ソフトバンクスマホなら「ソフトバンク光」、ドコモのスマホなら「ドコモ光」などがスマホ割を提供しています。
契約の縛り
プロバイダの利用は、最低契約期間など、契約上の縛りが設けられていることが多いです。この場合、定められた契約期間中に契約解除を申し出ることはできますが、解約にあたり、数万円の違約金が発生します。
プロバイダを継続して利用するのであれば、違約金について気にする必要はありません。しかし、途中で契約の見直しを行いたい場合などは、定められた期間内に解約すると違約金がかかるため、なかなかプロバイダの切り替えを踏み切れないという人もいるでしょう。
プロバイダの中には契約上の縛りを設けていないところもあります。違約金が気になるようであれば、契約上の縛りがないプロバイダを選ぶのがおすすめです。
光回線でおすすめのプロバイダ
ここからは、光回線とプロバイダが一緒になった光コラボの事業者を中心に、おすすめのプロバイダを紹介します。
ソフトバンク光
「ソフトバンク光」の月額基本料金は、集合住宅で4,180円(税込)、戸建てで5,720円(税込)です。ソフトバンクスマホを持っているなら、スマホ割で月額基本料金をさらに下げることもできます。加えてキャンペーンも充実しているため、適用されればよりお得な料金で利用することができるでしょう。
通信速度は、最大1Gbps(「ソフトバンク光ギガスピード」「スーパーハイスピード」を利用した場合)。高速通信なので、ストレスフリーでインターネットを利用できます。
さらに、開通まで無料でWi-Fiのレンタルが可能です。「ソフトバンク光開通までインターネットが利用できるか不安」という方も、安心して契約できます。
ドコモ光
「ドコモ光」の月額基本料金は、1ギガタイプの2年定期契約であれば、マンション住まいで4,400円(税込)~4,620円(税込)、戸建ては5,720円(税込)~5,940円(税込)です。
契約縛りのない料金プランの場合、マンション住まいで5,500円(税込)~5,720円(税込)、戸建てで7,370円(税込)~7,590円(税込)になります。
ドコモ光の特徴は、インターネットとスマホの支払いをまとめることで、スマホの料金がお得になるドコモ光セット割が適用されるという点です。
また、ドコモと提携しているケーブルテレビの設備がある場合は、工事や解約なしでドコモ光に転用できます。
さらに、ドコモ光なら最大通信速度10Gbpsの超高速インターネットサービスも利用可能です。
提供エリアは限られますが(2021年3月23日時点で、東京23区の一部、狛江市の一部、調布市の一部、三鷹市の一部、大阪府大阪市、愛知県名古屋市)、従来よりも速い速度でインターネットを利用できます。
So-net光
「So-net光」の月額基本料金は、マンションタイプで4,928円(税込)、戸建てタイプで6,138円(税込)です。
特徴は、利用にあたりさまざまな特典があることです。スマホ割に関しては、auスマホを利用している場合に料金がお得になります。
ルーターに関しては、開通までWi-Fiをレンタル可能です。
v6プラスというサービス名で、通信が安定しているIPv6の提供も行っており、オプションでv6プラスに対応したルーターもレンタルできます(キャンペーンで、v6プラスに対応したルーターの永年無料レンタルも行われています)。
安定した通信やルーターのレンタルを考えるならSo-net光がおすすめです。
ビッグローブ光
「ビッグローブ光」の月額基本料金は、マンションタイプで4,378円(税込)、戸建てタイプで5,478円(税込)です。シンプルな料金設定で、オプション以外で費用は発生しません。
通信方式に関しては、ビッグローブ光もIPv6接続にも対応しています。最大1Gbpsの通信速度に加え、安定してインターネットを利用できます。
また、auスマートバリュー、BIGLOBEモバイルとのコラボにも対応しているため、auスマホユーザーやBIGLOBEスマホユーザーであれば、さらにお得です。
まとめ
光回線の契約を考えるなら、プロバイダ選びは重要です。料金や通信速度など、プロバイダごとに特徴が異なるので、よく比較検討して選びましょう。
今回紹介した選び方やおすすめの事業者などを参考に、最適なプロバイダを探してみてください。