OCN for ドコモ光はお得?サービス内容と特典を解説

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ドコモ光の契約で、プロバイダをどこにするか悩む人も多いのではないでしょうか。ドコモ光のプロバイダを検討中なら、「OCN for ドコモ光」も選択肢のひとつです。


【OCN for ドコモ光にするメリット】


・IPoE対応ルーターが無料でレンタルできる

・12ヶ月間無料でホームネットセキュリティを利用できる

・初回訪問サポートを無料で利用できる


・1年間無料で総合セキュリティサービスを利用できる

本記事では、OCN for ドコモ光にすることでどのようなメリットがあるのか、注意点も含めて紹介していきます。プロバイダ選びの参考にしてみてください。

OCN for ドコモ光とは

OCN for ドコモ光は、ドコモ光(光回線)とOCN(プロバイダ)がセットになったサービスです。docomoのスマートフォンとセットの利用で、スマートフォンの料金がお得になります。

OCN for ドコモ光の、2年間契約の月額利用料金は以下のとおりです。戸建て、集合住宅、いずれも光回線とプロバイダ込みの料金になります。

 

料金/月額

戸建て

5,940円(税込)

集合住宅

4,620円(税込)

なお、2年の定期契約を行わないときは表の料金に加え、戸建て1,650円(税込み)、集合住宅1,100円(税込み)が加算されます。

加えてOCN for ドコモ光の申し込みには、docomoの携帯電話番号が必要です。docomoの携帯やスマートフォンを契約した上で、OCN for ドコモ光の契約申し込みを行いましょう。

【4つのメリット】OCN for ドコモ光がお得な理由

OCN for ドコモ光を契約するとお得な特典が利用できます。OCN for ドコモ光で契約する主なメリットは、以下の4つです。

IPoE対応ルーターのレンタルが無料

OCN for ドコモ光を契約するメリットのひとつが、IPoE対応の無線LAN付きルーターを無料でレンタルできることです。契約期間中であれば、無期限でルーターをレンタルできます。

IPoEとは、プロバイダをとおして直接インターネットに接続する方式のことです。従来のPPPoEはプロバイダと電話回線を繋ぐため、アクセス集中時は通信速度が遅くなる傾向にありました。IPoEは、直接接続することで、通信速度の低下を回避することが可能です。

OCN for ドコモ光は光回線開通後、追加料金なしに通信速度が安定したIPoE対応のルーターをレンタルできます。

無線LAN付きなので別途ルーターを購入しなくてもWi-Fiが使えますし、無期限無料なので途中でレンタル料が発生することもありません。安定した通信速度でWi-Fiを利用したい人にはおすすめのサービスです。

ただし、IPoE対応ルーターのレンタルには、開通後にOCN v6アルファへの申し込みが必要ですので注意しましょう。

ホームネットセキュリティが12ヶ月無料

通常、月額220円(税込み)のOCN for ドコモ光のホームセキュリティが、12ヶ月無料で利用できる特典が設けられています。

ホームセキュリティは、『Webアクセス制限設定』『不正通信のブロック』『保護者設定』の3つのセキュリティ機能を兼ね備えたサービスです。

不適切サイトへのアクセスやインターネット利用を制限できるので、子どものいる家庭に向いたサービスといえます。

ホームセキュリティの利用には、OCN v6アルファへの申し込み、サービス特典であるIPoE対応ルーターの接続が必要のため、あわせて申し込みを行うようにしましょう。

初回訪問サポートが無料

OCN for ドコモ光なら、初回訪問サポートが無料で利用できます。初回訪問サポートは、経験豊富な専門スタッフが自宅まで来て、サポートしてくれるサービスです。

通常、OCNの訪問サービスは料金が発生しますが、初回に限りサービスを無料で利用できます。

該当する利用可能なサービスは、以下になります。

・インターネット接続設定

・モデムやルーターの設定

・ブラウザ設定

・メール設定

・無線LANクライアント設定

・ゲーム機接続設定

・プリンター印刷設定

・無線LANアクセスポイント設定

・ウイルス対策ソフト導入

・Microsoftアカウント申込代行 など。

OCN for ドコモ光なら、上記の基本プランに加えて、ひかりTV接続設定、ドコモテレビターミナル接続設定、マイセキュア設定、ドコモプランについてくるサービスの設定を依頼できます。

インターネットの接続設定をまるごと対応してもらえるだけでなく、付随するサービスの設定もしてもらえるので、自分で接続設定をするのに不安がある人にはおすすめです。

ただし、初回訪問サービスは、訪問可能な地域に住んでいて、訪問設定サポートを申し込んだ場合が対象になりますので注意しましょう。

総合セキュリティサービスが1年間無料

OCN for ドコモ光を契約すれば、総合セキュリティサービス「マイセキュア」を1ライセンスのみ(パソコン1台など)1年間無料で利用できる特典が付いてきます。

マイセキュアは、端末をウイルスや悪質アプリ、偽造サイトなどから保護してくれるセキュリティサービスです。

パソコンであれば、リアルタイムスキャン、手動スキャン、ウイルスの疑いを予測検知する振舞い分析、マルウェア検出時に自動で隔離する隔離システムの機能が備わっています。

スマートフォンやタブレットは、有害サイトなどをブロックする『セキュアWeb』、選択したカテゴリのサイトをブロックできる『ペアレンタルコントロール機能』の利用が可能です。

回線の開通後に、マイセキュアを申し込むことによって特典を適用できます。

OCN for ドコモ光を利用する際の注意点

ここまでOCN for ドコモ光を契約するさまざまなメリットを紹介してきましたが、OCN for ドコモ光の利用には注意点もあります。

それは『月額料金がほかのプロパイダより高くなる可能性があること』、『ドコモ光の新プランに対応していないこと』のふたつです。詳しく解説していきます。

月額料金がほかのプロバイダより高い

月額料金のタイプは、3つあります。

・タイプA・・・光回線とプロバイダ料がセットのプラン
・タイプB・・・光回線とプロバイダ料がセットのプラン
・単独タイプ・・・光回線とプロバイダ料が別個のプラン

料金の高さは、単独タイプ、タイプB、タイプAの順です。このうち、タイプBとタイプAは、光回線とプロバイダ料の支払いがまとまったもので、回線品質に関係性はなく、料金のみが異なります。

タイプBはタイプAよりも月額200円ほど高いです。このうち、OCN for ドコモ光のOCNは、タイプBに属するプロバイダです。タイプAに属するプロバイダで契約するのに比べて、月額料金が高くなってしまいます。

ドコモ光の新プランに対応していない

ドコモ光を快適に利用できるようにNTTdocomoは2020年4月1日から、10ギガプラン提供を開始しています。

10ギガプランは従来の光回線よりも、さらに高速な通信を可能にしたプランです。4Kや8Kなどの高品質な動画コンテンツ、オンラインゲームやVRなどの技術をさらに快適に利用できるようになります。

提供は一部地域に限定されていますがエリア内に該当しており、快適に高速通信を利用したいのであれば検討したいプランです。

10ギガプランは、光回線のみの単独タイプと、タイプAとタイプBの一部のプロバイダで利用できますが、10ギガプランが利用できるプロバイダにOCNは含まれていません。つまり、利用したくても、OCN for ドコモ光では新プランを適用できないということです。

ドコモの新プランである高速通信を利用したい人には、OCN for ドコモ光は向いていないでしょう。

OCN for ドコモ光が一番お得なわけではない

ここまでOCN for ドコモ光について取り上げてきましたが、ドコモ光の導入にあたって、OCN for ドコモ光が一番お得なわけではありません。

まず、ドコモ光で選択できるプロパイダは24種類です。それぞれ料金や対応するプランが異なり、料金だけで見るとOCN for ドコモ光よりもお得な料金のプロパイダも存在します。

また、料金以外では特典の有無や内容に違いがあります。人によっては魅力的に感じる特典が多いプロパイダもあれば、魅力をあまり感じないプロパイダもあるでしょう。

以上のように、どのプロパイダを選択すれば良いかは、人によって変わってきます。ドコモ光では24種類のプロパイダがあるので、選択に迷ったら代理店に相談してみましょう。

まとめ

OCN for ドコモ光は、ドコモ光とOCNがセットになったサービスです。OCN for ドコモ光は特典が多くメリットもありますが、10ギガプランが利用できないなどの注意点もあります。それぞれ比較した上で、自身にあったプロバイダを選びましょう。