光回線はいらない?比較でわかる「いる人」「いらない人」

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光回線の導入を検討しているものの、「本当に必要なのだろうか?」「うちにはいらないのでは?」と迷うこともありますよね。導入すべきかどうかを判断するにあたり考慮すべきは、インターネットの利用状況です。


・動画やオンラインゲームを利用する人→光回線がおすすめ

・自宅でのテレワークが多い人→光回線がおすすめ

・一人暮らしでほとんど家に居ない人→光回線は不要

・利用料金をできるだけ抑えたい人→光回線は不要


この記事では、光回線とポケットWi-Fi、テザリングの特徴などで比較しつつ、光回線がおすすめの人とそうじゃない人について解説します。

比較でわかる!「光回線」「ポケットWi-Fi」「テザリング」の特徴

光回線の利用には費用がかかるため、自宅に導入すべきか否かは慎重に判断したいですよね。必要だと思って契約したものの、後になって「やっぱりいらなかった」となるのは避けたいものです。

光回線を契約すべきか、それともポケットWi-Fiやテザリングで対応できるのか迷っている方のために、それぞれの特徴を比較してみました。

 

光回線

ポケットWi-Fi

テザリング

利用料金

〇4,000~6,000円

◎1,500~4,000円

△契約プランによる

通信速度(下り)

◎快適

〇光回線より遅い

△契約プランによる

通信容量

◎無制限

△制限あり

△制限あり

持ち運び

×できない

契約や工事の手間

×必要

〇契約のみ必要

 

この表からわかるように、光回線のメリットは通信速度の速さと通信容量が無制限であることです。デメリットは、持ち運びができないこと、そして契約や工事の手間がかかることにあります。

その逆なのがポケットWi-Fiやテザリングで、こちらは持ち運びもでき、工事の手間もかからないことがメリット、速度が光回線と比較して劣るのがデメリットになります。通信容量については無制限のものもありますが、一定のデータ容量を超えると速度が遅くなるなど、制限がかかることがほとんどです。

こんな人にはいらないかも?光回線が必要ない人

光回線のメリットとデメリットを踏まえると、以下に当てはまる人は光回線がいらない可能性が高いです。

家で大容量のデータ通信をしない人

家で動画視聴やオンラインゲームなど、大容量のデータ通信が必要となるサービスを利用しない人は、光回線はいらないでしょう。

先に述べたように、光回線のメリットのひとつが通信容量の制限がないことです。大容量のデータを高速で通信できるので、動画視聴やオンラインゲームなどをストレスフリーで楽しむことができます。動画視聴だけでなく、Youtubeなどへの動画アップのような、大きなデータ容量をアップロードするときにも便利です。

しかし、ネット記事を読んだり、ネットショッピングを利用したりするだけなら、それほど容量は使いませんし、通信速度の速さにこだわる必要もないでしょう。

大容量のデータ通信をしない人が光回線を導入しても、そのメリットを十分に活かせないと考えられるので、ポケットWi-Fiやテザリングで対応するのがおすすめです。

一人暮らしで家を空けることが多い人

光回線を使用できるのは自宅のみなので、外出や出張などで家を空けることが多く、ほとんど自宅でインターネットを使わない人には光回線は向いていません。外でインターネットを使うことが多い人は、ポケットWi-Fiを契約するほうがスマホの通信量を抑えることができるでしょう。

また、光回線は契約期間が決まっており、期間は光回線サービスによって異なるものの、2年~3年が一般的です。契約途中で引っ越しすることになれば、撤去費用が必要になることもあります。

開通のために必要となる工事費、そして契約途中で引っ越す場合に必要となる撤去費用を考えると、光回線は賃貸物件に住んでいる一人暮らしには不向きといえるでしょう。

利用料金をできるだけ抑えたい人

光回線はポケットWi-Fiと比較すると、毎月の利用料金が高めです。また、光回線の導入には開通工事が必要となり、工事費用を負担することにもなります。

できるだけ利用料金を抑えたい人に光回線は向いていません。ポケットWi-Fi、使用状況によってはテザリングのほうが、通信費用の節約ができるでしょう。

こんな人にはおすすめ!光回線が必要な人

光回線の導入を前向きに検討したほうが良い人もいます。以下のような人は、光回線を導入することで、快適にインターネットを利用できるでしょう。

家族全員がスマホやPCを使用している人

家族で暮らしていて、全員がスマホやPCを使用しているなら、光回線を導入するのがおすすめです。

ポケットWi-Fiには接続できる台数に制限があるため、利用人数が多いと通信速度が遅くなることがあります。通信速度が遅くなると、ネット検索がスムーズにできない、ネットショッピングをしているのに画像が表示されないといった不便が生じることもあるでしょう。

パソコンやスマホの動作が遅いことにストレスを感じながら生活するよりは、光回線を契約するほうが快適にインターネットを使えるので便利です。

家で大容量のデータ通信をする人

家族が多いかどうかに関わりなく、家で大容量のデータ通信をする人は、迷わず光回線をおすすめします。

例えば、動画をよく視聴する人です。インターネットを使って動画を見ると、データ通信量をかなり使います。データ容量に制限があるポケットWi-Fiやテザリングでの視聴だと、容量が気になって十分に楽しめないこともあるでしょう。また、月の前半に容量を使ってしまって、月半ばには速度制限がかかってしまうといったことも起こりやすくなります。

YoutubeやAmazonプライム、Netflix、Huluといった動画配信サービスを利用する人は、通信データ容量が無制限の光回線がおすすめです。

また、オンラインゲームをやることが多い人も光回線を導入することをおすすめします。オンラインゲームでは、通信の速さと安定性が求められます。ポケットWi-Fiやスマホのテザリングでは、速度も安定性も、光回線に比べどうしても劣るため、ラグが発生しやすくゲームを十分に楽しめないでしょう。

自宅でのテレワークが多い人

ポケットWi-Fiでもテレワークに対応できますが、電波の不具合が起きて仕事に支障が出ることもあります。ビデオ会議の途中で切れてしまう、速度が不安定でパソコン画面が固まってしまうといったことは極力避けたいものですよね。

テレワークが多い人なら、仕事をスムーズに進められて、トラブルが起きにくい環境を作るためにも、光回線がおすすめです。

家に光コンセントがある人

住んでいる家に光コンセントがあれば、光回線開通のための大掛かりな工事を必要としないため、光回線の導入を前向きに検討できるでしょう。

光回線の開通工事は、申し込みをしてから2週間~1ヶ月くらい後に行われるのが一般的です。繁忙期に重なると2ヶ月くらいかかることもあり、申し込みからインターネット利用までにかかる時間が長くなることがあります。

また通常、工事には15,000~40,000円ほどの費用がかかります。家に光コンセントがあれば、工事にかかる時間も費用も不要なので、光回線導入がしやすくなるでしょう。

まとめ

通信速度が早く、容量無制限で使える光回線は、自宅での快適なインターネットライフに欠かせないサービスです。しかし、自宅でほとんどインターネットを使わない、大容量のデータ通信をしないといった利用状況だと、導入するメリットはほぼないといえるでしょう。この記事を参考に、光回線はいるのかいらないのか判断してみてください。