法人契約の光回線の特徴とは|選び方やおすすめもご紹介

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会社で光回線でのインターネットを利用する場合は、規模に関係なく個人契約よりも法人契約がおすすめです。法人契約ならではの特典が用意されている場合もあり、たとえば会社用スマホとセットで契約すると割引が適用されるなど、コスト削減にも役立ちます。


法人契約でインターネットを開通したいのであれば、以下の光回線がおすすめです。


・ドコモ光

・ソフトバンク光

・ビッグローブ光

個人契約とはここがちがう!法人契約の光回線の特徴

従業員が数名の会社の場合、個人契約を視野に入れることもあるでしょう。しかし法人契約のほうがメリットを感じる部分も多いため、可能であれば法人回線の契約を検討することをおすすめします。

ここでは法人回線の特徴について、個人回線と比較しつつ紹介します。

固定IPアドレスが割り当てられる

法人契約と個人契約でまず違うことが、IPアドレスです。法人契約した場合、固定IPアドレスが割り当てられるため、いつ接続しても変化することがありません。

IPアドレスとはインターネット上の住所で、個人契約など固定IPアドレスが割り当てられていない場合は、接続のたびに変化します。私的な利用であればIPアドレスが変化しても問題ありませんが、会社の場合はサービス提供やセキュリティ強化のために、固定IPアドレスが必要不可欠です。

固定IPアドレスを用意することで、特定のIPアドレスからのアクセスのみ許可するなど、高レベルのセキュリティによるネットワーク運用が可能です。契約先によっては、複数の固定IPアドレスを割り当ててもらえるサービスもあります。

セキュリティが厳重

固定IPアドレスの付与以外にも、セキュリティ面で大きな違いがあります。個人契約よりも法人契約のほうがセキュリティレベルは高く、たとえばVPNというセキュリティサービスが利用できます。

VPNとは仮想専用ネットワークの略称で、専用の機器を利用した通信を行うことにより、拠点間の通信を暗号化してくれるのが特徴です。第三者にやり取りを見られることがなくなるため、機密性の高い情報のやり取りに活用できます。

また、法人契約にはUTMがついているサービスもあります。UTMとはクラウド型の統合脅威管理のことで、法人が必要とするセキュリティ機能を統合して提供するサービスです。

複数のセキュリティ機能が統合されていることで、ネットワーク上の脅威に対して一元管理で対策できるメリットがあります。

光回線のセキュリティについては、以下のページもぜひご覧ください。

「【光回線の導入】セキュリティ対策の重要性とポイントを紹介」

サービスが豊富でサポートが手厚い

法人契約ならではの、個人では受けられないサポートを受けられる点も魅力のひとつです。また、混雑を避けるようなサービスやプランが用意されている場合もあります。光回線とはいえ混雑時は通信速度に多少影響が出ることもありますが、法人向けのサービスで対策できれば、生産性が下がる心配もないでしょう。

また、社内でインターネットを使用できなくなれば、業務効率低下だけではなく重大な問題が生じるリスクもあります。法人向けの場合は、万が一のトラブルにも即座に対応してくれるような、手厚いサポート体制が用意されているため安心です。

請求書払いができる

個人契約の場合は、基本的に請求書の発行サービスがありません。クレジットカードや口座引き落としによる支払いになるため、請求書を発行してもらいたい場合は、法人契約を検討しましょう。

請求書がきちんと法人名義で発行してもらえれば、経費として計上できます。

契約時に特別な書類が必要

法人契約を行ううえで注意しなくてはならない点が、提出書類の種類です。個人契約の場合は基本的に本人確認書類のみで済みますが、法人契約の場合は登記簿謄本の提出も求められます。

登記簿謄本は市役所や区役所で受け取ることができるため、スムーズに契約できるようあらかじめ用意しておきましょう。

法人契約の光回線の選び方!

法人契約を決めたら、次は自社に合った光回線を選ぶ必要があります。光回線と一口に言っても、サービスを提供している事業者は複数存在するため、慎重に比較しなくてはなりません。

ここでは、法人契約で光回線を選ぶときのポイントを紹介します。

会社の規模で選ぶ

まずは、会社の規模で選ぶ方法があげられます。たとえば1契約につき同時接続できる台数が会社に見合っていなければ、必要以上のコストをかけたり業務が満足に進められなかったりします。

また、会社の規模と契約期間を照らし合わせることも重要です。契約期間内に自社がどれくらい成長するか、従業員や使用端末数がどの程度増えるかを視野に入れて、余裕のあるプランや光回線を選ぶようにしましょう。

通信速度で選ぶ

スムーズに業務を行うためには、インターネットの通信速度も重視したいところです。ただしオンラインゲームのようにハイレベルの通信速度を求める必要はありません。

一般的な業務に使用する程度であれば、通信速度は最大1Gbpsあれば十分でしょう。最近は最大1Gbpsの通信速度でサービスを提供している光回線事業者が多いため、多くの選択肢があります。

手続きの簡単さで選ぶ

手続きが手軽かどうかで選ぶのも重要です。複雑な手続きを要する契約は乗り換えなどの解約時も面倒な手続きが生じる可能性が高く、スムーズな利用開始や乗り換えが困難となります。

たとえば光コラボ(光コラボレーション)と呼ばれるサービスは光回線とプロバイダが一緒になっているため、1社との契約で済みます。光コラボはフレッツ光の回線を借りたサービスで、手続きが簡単なうえフレッツ光からの乗り換えや他社光コラボへの乗り換えもスムーズにできます。

法人契約におすすめの光回線

具体的にどの光回線を選べば良いのか分からないという人へ、上記の光回線を選ぶポイントを踏まえつつ、おすすめの光回線を紹介します。

ドコモ光

ドコモ光は、ドコモのスマホを法人契約している会社におすすめです。2回線以上の契約で最大20回線まで割引が適用されます。

大手キャリアによるサービス提供のため、アフターサポートも万全です。社外にいてもスマホで社内向けの内線電話に対応できるオフィスリンクなど、ビジネスシーンに合ったソリューションとあわせて利用すると、より効率的に業務を進められます。

ソフトバンク光

個人事業主など企業規模が小さい会社にも使い勝手の良いサービスが、ソフトバンク光です。ソフトバンクのスマホとセット割でお得に利用できる特典のほか、2ch、5番号まで利用できる電話サービスなども提供されており、SOHOでも導入しやすくなっています。

オプションサービスを利用することで、24時間保守対応など、よりセキュリティ面を強化した利用も可能です。

ビッグローブ光

ビッグローブ光は、次世代の接続方式IPv6(IPoE方式)を、フレッツ光よりも比較的安価に利用できるのが特徴です。混雑を避けた次世代タイプの回線で、快適に利用できます。

NTTから払い出された電話番号なら、変更することなくそのまま光電話に利用できる「ビッグローブ光電話」など、あわせて契約すると便利なサービスが豊富です。サポートも法人専用窓口を設けているため、問い合わせで待たされる心配がありません。

まとめ

会社で光回線の契約を検討しているのであれば、個人契約よりも法人契約のほうがおすすめです。個人契約とは異なるサポートが用意されており、より高度なセキュリティの中で安心して利用できるメリットがあります。

また、各事業所で独自のサービスやサポートも用意されているため、自社に合った光回線を選ぶことができます。ただし同時接続可能台数も事業所ごとに異なる点に注意してください。