目次
一人暮らしの光回線!まず確認すべきこと
まずは、光回線を申し込む前に、以下の3つについて確認しましょう。
そもそもインターネット契約が必要か
すでにスマホを利用していて、さらに別の通信手段を確保するとなれば、通信料が高くなってしまいます。普段の使い方次第では、無駄になるかもしれません。どのような目的でインターネットを利用しているのか、再確認してみましょう。
パソコンやテレビ、ゲーム機など、ほかに接続する機器があり、動画を見たりオンラインゲームをしたりするのが中心であれば、光回線が必要です。データ量による速度制限がなく、常に快適な速度で利用できます。
逆に接続する機器がなく、メールやSNSの確認、Webサイトの閲覧程度しか利用しないのであれば、スマホのテザリングやポケットWi-Fiで十分かもしれません。外でインターネットする機会が多い場合も同様です。
光回線がすでに開通されていないか
アパートやマンションなど、集合住宅の中には、すでに光回線が導入されているところがあります。部屋まで配線されているなら、室内工事も不要であり、手続きだけで使えるようになるでしょう。「インターネット完備」の物件など、通信料が家賃に含まれている場合もあります。
ただし、集合住宅で利用できる光回線は1種類だけです。NTTのフレッツ光が導入されているのであれば、auひかりやNURO光といった他社回線は利用できません。
また、建物までは最大1Gbpsの速度が出る光ケーブルが引き込まれていても、内部の配線がVDSL方式やLAN方式といった古い技術のままだと、最大速度は100Mbps(0.1Gbps)です。
そのため、他社の光回線を利用したり、高速で接続したりするのであれば、独自に光回線を引き込む必要があります。
開通されていない場合、工事が可能か
光回線が導入されていなかったり、導入されていても独自に光回線を引き込んだりするのであれば、工事が必要です。しかし、賃貸物件では事前にオーナーや管理会社の許可を受けなければならず、断られると開通できません。特に光ケーブルを引き込んだり、ビス止めしたりするために穴をあけるとなれば、断られる可能性が高いでしょう。
また、利用したい光回線がエリア外だった場合も工事はできません。エリアは、各事業者のWebサイトで、住所や郵便番号から検索できます。エリア内であっても、電柱が遠かったり、他者の敷地内を通る必要があったりすると、工事は不可能でしょう。
光回線を導入できなければ、先ほどのテザリングやモバイルWi-Fiで代用する方法もあります。
一人暮らしで光回線を利用する手順
続いて、光回線を利用する手順を見てみましょう。
申し込み
光回線の申し込み窓口は、事業者か代理店の2種類があります。もちろん、事業者が公式です。
公式は、申し込みの受付から工事の手配、サポートまで対応してくれるので、安心感があります。代理店は、工事費無料や利用料の割引、キャッシュバックといった特典が充実しているのでお得に導入できるでしょう。
特典が充実しているのは、新規の契約数によって光回線事業者から「インセンティブ」という紹介手数料を受け取れるからです。インターネットを中心にキャンペーンを展開しているところであれば、広告費や人件費を節約できるので、その分だけユーザーに還元できる特典が多くなります。
ただし、あまりにも高額の還元をしている場合は、光回線だけでなく、光電話や光テレビといったオプションの加入が必須になるかもしれません。特典目当てで申し込むときは、適用される条件を確認しましょう。
設定
申し込みが完了すると、早ければ2週間ほどで工事が行われ、インターネットを利用できるようになります。しかし、利用にあたってはパソコンで接続設定を行わなければいけません。
基本的には、事業者側で設定用のツールを用意しているので、それに従えば接続できるようになります。どうしてもうまくいかない場合は、サポートに問い合わせると良いでしょう。事業者の中には、出張して接続設定をするサービスを提供しているところもあります。
一人暮らしのお得な光回線の選び方
最後に、一人暮らしでお得な光回線を紹介しましょう。
スマホセット割がお得
光回線の中には、指定の通信会社のスマホとセットで利用すると、光回線やスマホの通信料が割り引かれる「セット割」を用意しているところがあります。
例えば、ドコモ光はNTTドコモのスマホを利用しているとセット割が適用され、家族全員のスマホから毎月最大で1,100円の割引です(20回線まで)。一人暮らしでも通信料の節約になるでしょう。数ある光回線事業者の中でも、NTTドコモのセット割が適用されるのは、ドコモ光だけです(2021年9月現在)。
ドコモ光のマンションタイプは、2年契約で1ギガのタイプAが毎月4,400円、タイプBが4,600円かかります。AとBの違いは一緒に利用できるプロバイダです。
ソフトバンクのスマホを利用しているなら、ソフトバンク光の「おうち割 光セット」が良いでしょう。やはり家族全員のスマホから、毎月最大で1,100円が割り引かれます(10回線まで)。ただし、適用されるには光BBユニットのレンタルなど、月550円以上のオプションに加入しなければいけません。
ソフトバンク光のマンションタイプは、月額料金が4,180円であり、プロバイダはYahoo!BBとなります。
auのユーザーであれば、ビッグローブ光の「auセット割」がおすすめです。スマホのプランによって、光回線の通信料が毎月最大で1,320円が割り引かれます。マンションタイプの月額料金は3年契約で4,378円ですから、auセット割が適用されると3,058円です。一人暮らしでもお得に感じられるでしょう。
auスマートバリューも適用できますが、オプションの光電話に加入する必要があります。auセット割の併用はできません。
キャンペーンも使ってさらにお得に
光回線の導入にあたり、先ほどのキャンペーンが適用されると、さらにお得になります。特に、工事費は通常で4万円以上かかる場合もあるので、そのまま支払うのは大きな負担です。
工事費が無料になれば、導入の負担が軽減されます。ただし、一定期間利用し続けなければいけないなど、適用には条件があるので、前もって確認するようにしましょう。
まとめ
一人暮らしで光回線を導入するときは、エリア内か、工事が可能か確認を要します。住まいによっては、すでに光回線が導入されていて、手続きだけで利用できるところもあります。使っているスマホとのセット割が適用される光回線なら、月額料金がお得になるでしょう。