【auひかり】どのプロバイダがおすすめ?選び方のコツを紹介

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auひかりを契約するときは、プロバイダも同時に契約しないと、インターネットを利用できません。2021年11月時点では8つのプロバイダから選択可能です。選ぶときのポイントや注意点を紹介します。


auプロバイダを選ぶには


・キャンペーンで選ぶ

・オプションで選ぶ

・速度で選ぶ


の3つのポイントから選ぶことができます。

【auひかり】プロバイダは必要か

光回線事業者は、光ケーブルや設備など、インターネットに接続するための環境は用意してくれますが、それだけでは不十分です。プロバイダを経由して、初めてインターネットに接続できます。

インターネットでデータをやり取りするには、リクエストを送って、相手がそれに応えてくれなければいけません。

ユーザーは、インターネットに接続するとき、プロバイダにアクセスしてIPアドレスを発行してもらいます。インターネットに接続している間、リクエストしたデータは、すべてこのIPアドレス宛てに届くわけです。このIPアドレスを発行するのが、プロバイダの役割です。

ほかにも、プロバイダではメールアドレスやホームページ用のサーバー、セキュリティサービス、各種サポートなどを独自に提供して、インターネットの利便性を高めています。

auひかりでは、契約時に8つのプロバイダから選択できます。どのプロバイダと契約しても、月額料金やエリア、最大通信速度は変わりません。ただし、プロバイダによって、対応しているプランや提供しているサービスは異なります。

それぞれのプロバイダの主な特徴は以下のとおりです(2021年11月現在)。

au one net

・KDDIのプロバイダ。

・料金の支払いで窓口払いを利用できる。

・ホームページ用のサーバーは提供していない。

@nifty

・有料で最大4GBまでホームページ用のサーバーを増やせる。

・月に1回、ノジマの店頭で利用できる8%引(オンラインショップは5%引)のクーポンが発行される。

@T com

・料金の支払いで口座振替は利用できない。

・6ヶ月の最低利用期間がある。

ASAHIネット

・ホーム10ギガ・5ギガでは選択できない。

・リモートサポートは実施していない。

・料金の支払いで口座振替は利用できない。

BIGLOBE

・引越し先がエリア外で解約しなければいけなくなったとき、ビッグローブ光に変更すれば、撤去費相当額がキャッシュバックされる(ホームタイプのみ)。

DTI

・セキュリティサービスは提供していない。

・「SiLK Touch」という無料のリモートサポートを利用できる。

So-net

・auひかりの契約と同時申し込みで、最大12ヶ月無料になるなどサービスが豊富。

・引越し先がエリア外で解約しなければいけなくなったとき、So-net光プラスに変更すれば、撤去費相当額がキャッシュバックされる(ホームタイプのみ)。

GMOとくとくbb

・auひかりの公式サイトからは申し込めない。

・無料で付与されるメールアドレスの数が15個と最も多い。

マンションタイプで、すべてのプロバイダを選べるのは、タイプG(V契約)、タイプV、都市機構、タイプE、ミニギガの5つとなります。

GMOとくとくbb以外は、auひかりの公式サイトから申し込む際に選択できます。また、それぞれのプロバイダから申し込むことも可能です。

ただし、プロバイダ独自のキャンペーンを適用するには、プロバイダが指定する方法で申し込まなければいけません。

auひかりのプロバイダを選ぶ3つのポイント

では、8つのプロバイダからひとつを選ぶには、どこに注目すれば良いのでしょうか。プロバイダを選ぶ3つのポイントを紹介します。

実質月額料金の安さで選ぶ

auひかりでは新規の契約に対して、以下のふたつのキャンペーンを実施しています。

初期費用相当額割引キャンペーン

工事費などの初期費用に相当する額が、ネットと電話の月額料金から割り引かれるキャンペーンです。割引額は以下のとおりです。

・ホームタイプ…41,250円

・マンションタイプ…33,000円

ホームタイプは35ヶ月間、マンションタイプは23ヶ月間利用すると、初期費用が実質無料になります。

ホームタイプの場合、ネットのみの利用、あるいはネットとテレビをセットで利用すると、ネットの月額料金だけが割り引かれるため、実質無料にはなりません。マンションタイプはネットの月額料金のみ割り引かれるので、どちらの契約でも初期費用が実質無料になります。

また、ASAHIネットだけは、どちらも30ヶ月間の割引となり、割引の総額もホームタイプでは24,000円、マンションタイプは30,000円です。実質無料にはならないので注意しましょう。

他社違約金負担キャンペーン

他社からの乗り換えで発生する解約違約金の相当額を還元するキャンペーンです。

ホームタイプではau PAYの残高として還元しますが、プロバイダによって上限が異なり、DTIとASAHIネットは15,000円、ほかは30,000円です。いずれも、3年契約の「ずっとギガ得プラン」で電話とセットで契約した場合に限ります。

また、マンションタイプでは10,000円分をau PAY残高、20,000円分は月額料金からの割引で還元します。プロバイダによる上限の違いはありません。2年契約で電話とセットで契約するのが条件です。

どちらも、以前の契約先によっては適用されない場合があります。

そのほか、プロバイダ独自でのキャンペーンも実施中です。2021年11月現在で実施されているキャンペーンは、以下のとおりです。

プロバイダ

特典の内容

条件

適用のタイミング

au one net

au PAY残高に10,000円相当をキャッシュバック。

・インターネットか電話からの申し込み。

・ホームタイプは「ずっとギガ得プラン」、マンションタイプは「お得プラン」か「お得プランA」であり、「ネット」+「電話」で新規加入する。

・申し込み月から3ヶ月以内にau PAYプリペイドカードを作成し、au IDと紐づける。

・申し込み月を1ヶ月目として、4ヶ月目の月末以降にチャージされる。

@nifty

30,000円を現金でキャッシュバック。ルーターを無料でプレゼントする
代わりにキャッシュバックが25,000円になる特典も選べる。

・インターネットか電話からの申し込み。

・ホームタイプは「ずっとギガ得プラン」、マンションタイプは「お得プランA」「お得プラン」「標準プラン」に新規加入する。

・開通月を1ヶ月目として、12ヶ月目と24ヶ月目に半分ずつ指定口座に振込。

・振込予定月の前月までに口座登録が必要。

@T com

最大50,000円を現金でキャッシュバック。

インターネットからの申し込みが必要。キャッシュバックの金額は申し込みの内容によって変わる。

・利用開始日から起算して60日以内に受け取り手続きを完了する。

・手続き月を1ヶ月目として、7ヶ月目以降に指定口座に振り込まれる。

ASAHIネット

なし

なし

なし

BIGLOBE

・60,000円を現金でキャッシュバック。

・または月額料金を、ホームタイプは35ヶ月間(最大22,990円相当)、
マンションタイプは24ヶ月間(最大51,480円相当)独自に割引。

・キャッシュバックは、インターネットから申し込んで、6ヶ月以内に開通すること。

・月額料金の割引を選んだ場合は、自動で適用。

・キャッシュバックの場合、利用開始月の翌月を1ヶ月目として、11ヶ月目と24ヶ月目の2日から45日以内にマイページで受け取りの手続きを行う。

・手続きから数日以内に指定口座へ振込。

DTI

38,000円を現金でキャッシュバック。

・ホームタイプは「ずっとギガ得プラン」のみ対象。マンションタイプは全プラン対象。

・インターネットの専用フォームから申し込み、申し込み完了月を1ヶ月目として、7ヶ月目の末日までに開通していること。

・開通月を1ヶ月目として、13ヶ月目の月末に送金通知メールが届く。このメールの送信日から45日以内に手続きを完了すると、後日指定口座に振り込まれる。

So-net

70,000円を現金でキャッシュバック。

・インターネットから申し込んで6ヶ月後の末日まで支払い方法を登録し、利用を開始していること。

・ホームタイプは「ずっとギガ得プラン」と「ギガ得プラン」、マンションタイプは「ミニギガ」を除くすべてのプランが対象。

・利用開始月から10ヶ月後の15日から45日以内に手続きすると、後日指定口座に振り込まれる。

GMOとくとくbb

最大20,000円を現金でキャッシュバック。

・インターネットからの申し込みであり、auひかり電話に加入していること。

・ホームタイプは、「ずっとギガ得プラン」と「ギガ得プラン」が20,000円、「標準プラン」は10,000円、マンションタイプは「お得プラン」と「お得プランA」が5,000円、「標準プラン」が2,000円のキャッシュバック。

・回線開通月の11ヶ月目と23ヶ月目の翌月末日に半分ずつ指定口座に振り込まれる。

・事前に指定口座確認の案内メールが送られるので、返信が必要。

プロバイダによっては、auひかりのキャンペーンと組み合わせると、10万円以上の特典が受けられるため、実質月額料金を大幅に抑えられるでしょう。さらに、代理店で申し込むと、独自のキャンペーンで特典が上乗せされるため、よりお得になります。

オプションの豊富さで選ぶ

先述のとおり、各プロバイダではオプションで独自のサービスを提供しています。オプションが豊富であれば、利便性が高まります。有料オプションがほとんどですが、一定期間、無料で利用できるオプションもあります。

各プロバイダで提供している主なオプションは以下のとおりです。

au one net

・au one net WEBメール(無料)

・安心ネットセキュリティ

・安心トータルサポート

・かけつけ設定サポート

@nifty

・ブログサービス「ココログ」(2GBまで無料)

・詐欺ウォール

・常時安全セキュリティ24

・@niftyまかせて365

@T com

・My@T COM

・@T COM WPS Office

・サポートサービスFOR YOU

・TOKAI SAFE

ASAHIネット

・固定IPアドレス

・マカフィー® マルチアクセス

・データ無制限バックアップ

・詐欺ウォール

BIGLOBE

・セキュリティセットプレミアム

・BIGLOBEお助けサポート

DTI

・SiLK Touch(無料)

・U+Link(無料)

・Ubicプラン

So-net

・安心サポート(最大12ヶ月無料)

・詐欺ウォール(最大12ヶ月無料)

・カスペルスキー(最大12ヶ月無料)

・備えて安心データ復旧(最大12ヶ月無料)

GMOとくとくbb

・オリジナルドメイン取得サービス

・とくとくセット(無料)

実測の平均速度で選ぶ

auひかりの最大通信速度は、どのプロバイダでも同じです。しかし、実測値の平均はプロバイダによって異なります。設備の規模に対するユーザー数によって、回線が混雑し、速度が下がってしまいます。

実測値の平均は、スピードテストのサイトによって異なりますが、速いプロバイダでは下りが400Mbps以上、上りが300Mbps以上です。逆に遅いプロバイダでは、下りが300Mbps、上りが200bpsを下回る場合もあります。

複数のスピードテストを比較して、実測値の平均が速いプロバイダを選ぶと快適です。

【auひかり】おすすめのプロバイダは「So-net」

8つのプロバイダの中でも、So-netはキャッシュバックの金額が最大70,000円と最も高く、受け取り時期も利用開始月から10ヶ月後の15日以降と、早い部類に入ります。

ほとんどの有料オプションが最大12ヶ月無料になるのも、うれしいところです。さらに、実測値の平均も、多くのスピードテストで上位にランクされています。

お得に、かつ快適にauひかりを利用できるでしょう。

【auひかり】プロバイダを選ぶ際の注意点

auひかりでプロバイダを選ぶときの注意点を解説します。

キャッシュバックを受け取りやすいか

ASAHIネット以外ではキャッシュバックを実施していますが、受け取れる時期や手続きの方法が異なります。特に受け取り時期は、遅くなるほど手続きを促すメールに気づかず、忘れてしまうおそれがあります。また、受け取る前に解約すると、キャッシュバックが無効になるため注意が必要です。

確実にキャッシュバックを受け取るには、できるだけ早い時期に1回で受け取れるプロバイダを選ぶと良いでしょう。

支払い方法が自分に合っているか

auひかりでは、すべてのプロバイダで「KDDIまとめて請求」を利用できます。KDDIが提供するサービス(auケータイ・スマートフォン、auひかり、電話、auでんきなど)の料金をまとめて支払えます。クレジットカード払いと口座振替にも対応可能です。

一方、プロバイダから請求を受けて支払うことも可能です。ただし、対応している支払い方法は各プロバイダによって異なり、手数料がかかる場合もあります。支払いやすい方法に対応しているプロバイダを選びましょう。

各プロバイダで対応している支払い方法は、以下のとおりです(カッコ内は手数料)。

 

クレジットカード払い

口座振替

窓口払い

au one net

〇(440円)

@nifty

〇(220円)

×

@T com

×

×

ASAHIネット

×

×

BIGLOBE

×

DTI

×

So-net

〇(220円)

×

GMOとくとくbb

〇(330円)

 

まとめ

auひかりのプロバイダを選ぶときは、「キャンペーン充実さ」「オプションの豊富さ」「速度の実測値の速さ」「支払いやすさ」を比較すると良いでしょう。キャンペーンの適用には条件があったり、手続きが必要だったりするので注意が必要です。