ペア回線とは?ドコモ光でペア回線にする条件や解約時の注意点について

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ドコモのスマホユーザーは、ドコモ光の「ペア回線」として契約することができます。

ペア回線にするとさまざまなサービスが受けられますが、ドコモのスマホユーザーであれば誰でも該当するものではありません。また、ペア回線を解除する際の注意点についても確認しておく必要があります。

【ドコモ光のペア回線を設定するメリット】

・「ドコモ光セット割」の対象になる

・dポイントを一括管理できるようになる

・ドコモ光とペア回線の請求をまとめることも可能

今回は、ドコモ光のペア回線としてドコモのスマートフォンを登録する際の条件や、ペア回線にするメリット、ペア回線を解除する際の注意点について紹介します。

ドコモ光のペア回線とは?

ドコモ光には、ドコモ光回線の契約者がドコモの携帯やスマートフォンも同時契約することで、双方の契約を紐づけることができる「ペア回線」というシステムがあります。

ペア回線として契約すると、スマートフォンと光回線の両方の通信料金支払いを毎月一本化できるようになる便利なシステムです。

ペア回線として契約するメリットはそのほかにもさまざまなものがありますが、すべてのドコモユーザーが利用できるものではありません。

ドコモ光のペア回線として契約するにはいくつかの条件を満たしている必要があるため、利用を検討しているのであれば、事前に条件を確認しておくと良いでしょう。

ドコモ光の契約をペア回線にする条件

ここからは、ドコモ光の契約をペア回線にする際に必要な条件を紹介します。

ドコモの携帯やスマートフォンを契約している

ドコモ光のペア回線対象となるには、ドコモの携帯電話またはスマートフォンを契約している必要があります。ドコモの提供しているプランのひとつであるahamoもペア回線として契約することができます。

ただし、auやSoftbank、格安SIMなどは対象外となるため注意しましょう。

ペア回線対象の料金プランである

ドコモ光のペア回線として契約するには、ペア回線対象となる料金プランである必要があります。対象となるプランは以下のとおりです。

・5Gギガホ プレミア

・5Gギガホ

・5Gギガライト

・ギガホ プレミア

・ギガホ

・ギガライト

・パケットパック(ベーシックシェアパック、ウルトラシェアパックなど)

これらのプランに加入しているドコモの携帯やスマートフォンであれば、ドコモ光のペア回線として契約することができます。

また、ahamoもペア回線の対象として契約することは可能ですが、セット割の対象からは除外されるため注意してください。

契約者が同一である

ドコモ光のペア回線としてドコモの携帯やスマートフォンを契約する場合、契約者名義が同一である必要があります。

契約先の住所は同一でなくても問題ないものの、契約者名義が異なる場合にはペア回線として契約することができません。

ペア回線として契約しなければ、セット割の対象からも外れてしまうため、名義が同一になっているか確認しておくことが大切です。

ドコモ光でペア回線を設定するメリット!

ドコモ光のペア回線として、ドコモの携帯やスマートフォンを契約するとどのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここからは、ドコモ光でペア回線を設定するメリットを紹介します。

ドコモ光セット割でスマートフォンが安くなる

ドコモ光でペア回線を設定して契約すると、ペア回線に設定したスマートフォンだけでなく、ドコモユーザーの家族全員分のスマートフォンが割引になります。

「ドコモ光セット割」というサービスで、割引額が利用プランによって異なる点が特徴です。

また、ドコモ光セット割は、ペア回線とファミリー割対象の同一グループ内に該当する携帯やスマートフォンであれば、それぞれ1台ずつ毎月の通信費から割引が適用されます。

ファミリー割対象グループ内の台数が多いほど、全体の通信費が安く抑えられるお得なサービスなので、ぜひ活用しましょう。

dポイントを管理しやすい

ドコモ光でペア回線を設定すると、dポイントを管理しやすくなるのもメリットのひとつです。

ひとつのdアカウントで、ドコモのスマートフォンとドコモ光両方のdポイントを貯めることができるため、複数のアカウントで管理する必要がなくなります。

ペア回線を設定しない場合は、それぞれ別のアカウントでdポイントを貯めることになり、ポイント利用の申請もそれぞれ別で行わなければなりません。

請求をまとめられる

ドコモ光のペア回線を設定しておくと、ペア回線として契約したドコモの携帯やスマートフォンの請求をドコモ光とまとめられるメリットがあります。

スマートフォンの料金と光回線の請求が一本化されるため、通信料金の管理や通信費全体を把握しやすくなり、金額をそれぞれ確認する手間も省けるのではないでしょうか。

ペア回線を解除する際の注意点4つ!

ドコモ光のペア回線として契約することで、多くのメリットがありますが、解除する際に注意しておくべき点が4つあります。

解除を検討している方や、ドコモの携帯やスマートフォン、ドコモ光からの乗り換えを検討している方は事前にしっかりとチェックしておきましょう。

1.ドコモ光の支払い方法の再設定が必要

ペア回線を解除すると、ドコモ光とペア回線に設定している携帯やスマートフォンの請求が一括請求ではなくなります。

そのため、ドコモ光の支払い方法や支払いに関する情報の再設定が必要になる点に注意しましょう。

再設定を行う際には、本人確認書類や支払い方法として設定するクレジットカード、キャッシュカードなどを手元に準備しておくとスムーズに進められます。

2.お得なセット割が適用されなくなる

ドコモ光のペア回線を解除する際に、とくに注意しなければならないのは「ドコモ光セット割」が適用されなくなる点です。

セット割が適用されなくなれば、今まで受けていた携帯やスマートフォンの月額利用料金割引が解除されるため、通信費が割高になります。

とくに、ドコモユーザーの家族数が多いほど割引額が大きくなるため、その分、解除した際の料金に対する影響は大きくなるでしょう。

ペア回線を解除するのであれば、家族全員のスマートフォンのキャリアやプラン見直しに加えて、お得に利用できる光回線への乗り換えを検討するのもおすすめです。

3.ドコモ光のWEB明細を利用できなくなる

ペア回線を解除すると、ドコモ光のWEB明細を利用できなくなります。

明細が確認できるものが書面のみになってしまうため、WEB明細を引き続き利用したいのであれば、ドコモ光用のdアカウントを新規作成しなければなりません。

dアカウントを取得していないと、dポイントの付与対象からも外れてしまうため、ペア回線を解除する際には注意する必要があります。

4.解約金が発生するケースがある

携帯やスマートフォンの機種変更でペア回線を解除する、ドコモ光回線を解約してペア回線を解除する場合には、解約金や違約金が発生する可能性があります。

契約内容や利用していた期間によって異なりますが、解約金更新時期以外のタイミングで解約を行う場合に発生します。

ドコモ光の更新時期は、更新月当月、翌月、翌々月の3ヶ月間となっているため、可能であればこのタイミングに解約すると良いでしょう。

ドコモ光の解約金は、戸建てタイプで14,300円(税込)、マンションタイプで8,800円(税込)必要になります。

また、分割払いしている設置工事費の残債を一括で支払わなければならないため、解約のタイミングには注意が必要です。

まとめ

ドコモ光のペア回線にはメリットが多くあり、ペア回線の対象となるドコモの携帯やスマホユーザーであれば、ぜひ設定することをおすすめします。

ただし、解除する際には再設定が必要になる、解約の場合は解約金が必要になるなどの点には注意しなければなりません。

ペア回線を解除する際には、セット割の対象からも外れてしまうため、光回線や携帯、スマートフォンのキャリアの乗り換えも検討すると良いでしょう。