目次
光回線とは光ファイバーを通した通信回線のこと!
インターネットに接続する方法は、主に以下の3つの方法で利用可能です。
スマホからテザリングでつなげる
スマホのデータ通信を利用して、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続する方法です。スマホのデータ通信容量を使用することになるので、使用量が多くなると通信制限がかかることがあります。
モバイルルーター経由でつなげる
持ち運び可能なモバイルルーターは、外出先でも簡単にインターネットにつなげることができるのがメリットです。こちらも一定以上の通信容量を超えると通信制限がかかりますが、無制限で使えるものもあります。また、利用環境によっては通信速度が落ちることもあります。
光回線でつなげる
光ファイバーケーブルを用いたインターネット回線のことです。ほかの接続方法に比べると通信速度が速いのが大きな特徴です。また、通信制限がかかることはなく、いつでも高速通信が可能です。
比較でわかる!光回線を利用する5つのメリット!
先述のように、インターネットに接続する方法は光回線だけではありません。光回線を導入すべきか、それともほかの方法でインターネットを使用するほうが良いのか迷っている方のために、ここからは光回線を利用するメリットを紹介します。
メリット1.どこよりも通信速度が速い!
光回線の最大のメリットは高速通信です。インターネットを快適に利用できる下り速度は、一般的には100Mbsといわれていますが、光回線は最大1Gbpsの通信が可能です。
通信速度の単位はMbpsやGbpsと表記されます。これは1秒間に送信できるデータ容量のことをいいます。基本単位はbpsで、数値が大きいほど通信速度が速くなります。
通信速度の単位を簡単にまとめると以下のとおりです。
単位 | 別単位で比較 |
1kbps | 1,000bps |
1Mbps | 1,000kbps |
1Gbps | 1,000Mbps |
この表からわかるように、光回線の最大通信速度1Gbpsは1Mbpsの1,000倍です。
モバイルルーターとテザリングで通信速度を比較すると、契約している会社やプランによって異なるものの、テザリングよりはモバイルルーターのほうが速くなるのが一般的です。それでも、モバイルルーターの通信速度の目安は10~30Mbps程度、速いプランでも最大で400Mbpsほどとなっています。
つまり、ほかの方法でインターネットを使用するのと比較して、圧倒的に光回線は通信速度が速いということです。
メリット2.どこよりも通信が安定している!
光回線は基地局からの距離など通信速度に左右されることがなく、安定した通信が可能です。
通信が不安定でもメールのやりとりくらいなら問題ありませんが、不安定な通信環境で大容量のデータを扱うサービスはストレスになりやすいです。YouTubeなどの動画視聴でカクカクしたり、WEB会議で画面が固まったり、オンラインゲームでタイムラグが生じたりなど、非常にストレスフルな環境になってしまいます。
その点、光回線は通信が安定しているため、動画視聴やWEB会議にオンラインゲーム、そのほか遠方にいる知人とのネット上でのやり取りなどがスムーズに行えます。
メリット3.どこよりも通信量を気にせず使える!
光回線は通信量に制限がありません。どんなに動画を高画質で視聴しても、オンラインゲームを楽しんでも、通信速度に制限がかかるようなことはありません。
一方、通信制限のあるモバイルルーターとテザリングは、一度限度容量を超えると解除する翌月までその状態が継続します。「使い放題」プランも用意されていますが、それでも一定期間で使用する通信量の上限が定められており、それを超えると一時的に制限がかかることが多いです。
このような事情から、モバイルルーターやスマホのテザリングでは、通信量を考慮しながらネットサービスを利用しなければなりません。光回線であれば通信量は無制限なので、動画やオンラインゲーム、オンライン会議などデータ容量が大きなサービスも存分に使うことができます。
メリット4.どこよりも電話をお得に利用できる!
光回線に契約すると、オプションでひかり電話を利用することができます。
ひかり電話は、ひかりファイバーサービスを使用した電話サービスで、プラン内容で料金は異なるものの、月々の基本料金550円ほどから利用することが可能です。通話料金は3分約8.8円で、しかも日本全国どこにかけても料金が変わりません。
加入電話(アナログ電話)だと月々の基本料金が高額になりやすく、そのうえ通話料金も市内と市外、もしくは県外で異なります。市内電話でも3分で9.35円、県外だと3分22~88円ほどになります。
このように、月々の電話料金はひかり電話のほうが断然お得になります。通常のアナログ電話からひかり電話に移行する際は、これまでの電話番号を引き継ぐことができるため、据え置き型の電話機器をひかり電話に変える人もいるほどです。
メリット5.どこよりもテレビをお得に利用できる!
ひかりテレビを利用できるのも、光回線を契約するメリットです。
光回線と同時にひかりテレビの申し込みをすれば、アンテナ不要でテレビを視聴することができます。地上波だけではなく、BS、CSの有料チャンネルや、映画の視聴も可能です。
専用アプリを利用すれば、スマホやタブレットからも視聴でき、自分の部屋や外出先など、どこにいてもコンテンツを楽しめます。
光回線のサービスによって利用できる料金やチャンネルは変わるので、気になる方は以下の記事を参考にしてください。
光回線はやめたほうがいい?3つのデメリットもチェック!
光回線にはたくさんのメリットがありますが、同時にデメリットもあります。導入を決める前に、デメリットについてもチェックしておきましょう。
デメリット1.工事費用が発生することも
モバイルルーターを使った通信と異なり、光回線を導入するには光ファイバーケーブルを引き込むための開通工事が必要になります。そのため、工事費用もかかります。
工事費用は契約する光回線サービスによって異なりますが、15,000円~40,000円が目安です。この費用が初期費用として(光回線サービスによっては分割払い)かかります。
もちろん、各光回線サービスでは工事費用をお得にするキャンペーンなどをやっているため、キャンペーンを利用すると工事費用を実質0円にすることができます。
また、すでに工事が済んでいるマンションや、一戸建てで光回線を契約する際は工事が不要という点も覚えておきましょう。
光回線の工事不要のケースについて、詳しくはこちらをご覧ください。
デメリット2.解約金が発生することも
光回線を契約したものの、引っ越しやそのほか諸事情で解約せざるを得ないこともあるでしょう。
契約する会社にもよりますが、一般的に光回線は、2年契約、3年契約など契約期間が決まっており、契約期間内に解約すると解約金が発生することがほとんどです。費用は約10,000円かかります。
そのため、すぐに解約するような状況が起こり得る場合には光回線の契約はおすすめできません。
ただし、ドコモ光からソフトバンク光、ソフトバンク光からビッグローブ光など、光コラボ内の乗り換えであれば解約金は発生しません。もし現在光コラボの光回線をご利用なら、他社への乗り換えは光コラボ内で行うと費用が節約できます。
デメリット3.月額費用が高い可能性も
光回線は、月額料金がモバイルルーターやスマホのテザリングと比較すると高くなる可能性があります。一般的な光回線の月額料金は5,000円前後で、モバイルルーターやテザリングと比較すると月額料金は高めです。
しかし、契約するプランによっては料金に大きな変化がない場合もあります。
工事料も解約金も0円に?契約するメリット「特典・キャンペーン」
光回線にはデメリットもあるものの、数々の特典やキャンペーンも用意されています。特典やキャンペーンを利用することで、工事料や解約金を抑えることも可能です。
ポイント1.高額なキャッシュバックでお得になる!
光回線の申し込み窓口によっては、契約することでキャッシュバックがもらえるところもあります。キャッシュバックの料金は窓口によってさまざまですが、20,000円ほどもらえることが多いです。
光回線の導入にあたって、工事費用や解約金が発生する場合もありますが、キャッシュバックでもらったお金をこれらの費用に充てることができます。そうすれば、工事費用や解約金を実質0円にできるでしょう。
光回線のキャッシュバックについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
キャッシュバックが高額な光回線まとめ!選ぶときの注意点も紹介
ポイント2.キャンペーンで光回線の工事費無料になる!
光回線サービスでは、工事費無料のキャンペーンを実施しているところが多くあります。以下は、光回線各社で行っている工事費用のキャンペーンです。
光回線会社名 | 工事費用キャンペーンの内容 |
ドコモ光 | 新規の申し込みで工事費無料 |
ソフトバンク光 | 他社から乗り換えの方限定で工事費をキャッシュバック(工事費用実質無料) |
ビッグローブ光 | 新規工事費実質無料 |
So-net光プラス | 新規工事費実質無料 |
工事費無料のキャンペーンを利用すれば、光回線導入に必要となる初期費用を節約することができます。
ポイント3.セット割でトータル的に月額料金を抑える!
月額の利用料金を抑えたい方におすすめなのが、スマホとのセット割です。スマホのキャリアに合わせて光回線を選ぶことで、光回線の利用にかかる費用をトータル的に節約できます。
キャリア別にスマホとのセット割が可能な光回線は以下のとおりです。
スマホのキャリア | セット割可能な光回線会社 | セット割内容 |
ドコモ | ドコモ光 | ファミリー割引のグループ内1回線ごとに月額最大1,100円がスマホ通信料から割引される |
au | ビッグローブ光 | 同居家族*1回線ごとに最大1,200円がスマホ通信料から割引される |
ソフトバンク | ソフトバンク光 | 家族割引のグループ内1回線ごとに月額最大1,100円がスマホ通信料から割引される |
*50歳以上なら離れて暮らす家族も割引対象
スマホとのセット割で毎月の通信料金を抑えることができれば、モバイルルーターなどを利用する場合とさほど変わらない月額料金で利用できるケースもあります。
まとめ
通信速度の速さ、通信の安定、通信量を気にせず利用できるなど、光回線のメリットは多くあります。光回線を検討中なら、各光回線サービスの特典やキャンペーン内容も確認して、サービスを決めるのがおすすめです。