どれくらいかかる?auひかりを解約する際にかかる費用

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auひかりからほかの光回線に乗り換えるとき、解約金が発生してくる場合があります。解約金について、どれくらいの費用がかかるのか、また費用を抑えることができるのか知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。


auひかりの解約金については、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。


・かかる場合がある

・契約月に解約すれば違約金はなし

・別の回線に乗り換える場合はキャッシュバックキャンペーンなどを使って解約金と相殺できる


この記事では、auひかりの解約金と解約にかかる費用を抑える方法について解説します。

【auひかり】解約する際にかかる費用

auひかりを解約する際にかかる可能性のある費用は5つあります。

違約金・開通工事費の残債・設備の撤去工事費・レンタル機器の返送料・高速サービス解除料です。

これらの費用は解約にともなって必ずかかるものもあれば、そうでないものもあります。それぞれの費用について詳しく解説していくので、どの費用が自宅のauひかりの解約にともなって発生するのか確認してみましょう。

違約金

光回線の契約期間中に解約すると違約金が発生します。auひかりの違約金は契約プランによって異なります。以下がプラン別の違約金です。

プラン

違約金

ホームタイプ

ずっとギガ得プラン(3年契約)

16,500円

ギガ得プラン(2年契約)

10,450円

マンションタイプ

お得プランA(2年契約)

7,700円

お得プラン(2年契約)

10,450円

違約金は、契約期間中に解約すると発生するものなので、必ず支払うものではありません。とはいえ、違約金が発生しない契約更新期間以外は、上記の額を支払う必要があるので注意しましょう。

また、解約金は解約月の月額料金と一緒に請求されます。auひかりでは解約月の月額料金は日割りにならないので、月の頭までしか使わなくも月末まで使っても月額料金は同じです。少しでもお得に解約したい場合は、月末まで使って解約するようおすすめします。

開通工事費の残債

auひかりの開通工事費は、一括払いと分割払いから選ぶことができます。分割払いを選んだ場合、解約時に開通工事費の残債が残っていれば最終請求日に一括で請求されます。

開通工事費の残債は、月々の工事費の支払い額×残りの月数で導き出すことが可能です。

auひかりでは、分割払いの回数を23回、35回、60回から選べるので、選んだ回数によって月々の支払い額は異なります。分割払いの回数別残債の計算方法は以下のとおりです。

分割払い

開通工事費の残債(税込)

ホームタイプ

23回

1,793円×残りの月数

35回

1,178円×残りの月数

60回

687円×残りの月数

マンションタイプ

23回

1,434円×残りの月数

以上の方法で計算することに加えて、工事費の残債はMy auで確認することもできます。残りの月数がわからない、計算するのが面倒といった方は、My auを利用しましょう。

設備の撤去工事費

auひかりではプランや契約日によって回線設備の撤去工事が必要になり、31,680円(税込)の費用が発生します。

設備の撤去工事費を支払う必要があるのは、戸建て向けの「ホームタイプ」へ2018年3月1日以降に申し込んだ方です。

2018年3月1日以前に申し込んだ方は、設備の撤去をするかどうかは任意になっています。また、マンションタイプの契約をしている方も、解約の際に設備の撤去工事費は発生しません。

また、設備撤去工事の際は立ち会いが必要となるので、そのための段取りも必要となります。撤去工事費については、発生する際は時期を問わず、必ず支払わなければならないと覚えておきましょう。

レンタル機器の返送料

auひかりでは解約時にレンタル機器を返却する必要があります。基本的にはKDDIから着払い伝票が送られてくるので、それを用いれば返送料はかかりません。

ただし、返却機器に漏れがあって追加で返送する場合は送料が自己負担になります。返却機器は契約しているプランやオプション内容によって異なるので、確認の上、返却準備をしましょう。

auひかりを解約してからレンタル機器を一定期間内に返却しなかった場合は、宅内機器未返却違約金が発生します。たとえば、auひかり の回線終端装置(ONU)を返却しなかった場合は、違約金として5,269円もしくは16,984円が請求されます。

不注意によって、本来は支払う必要のない余分な費用が請求されるのは避けたいものです。レンタル機器は、返却漏れのないように何度も確認してから返送しましょう。

高速サービス解除料

最大速度5Gbps、10Gbpsの高速サービスを契約して、最低利用期間以内に解約すると発生するのが高速サービス解除料です。高速サービスの最低利用期間は12ヶ月で、その期間内に解約すると2,750円が請求されます。

解除料は高速サービス間での変更(5Gbps⇔10Gbps)では発生しませんが、5Gbpsもしくは10Gbpsから1Gbpsのプランへ変更するときには発生するので注意しましょう。

解約にともなう余分な出費を避けたいなら、高速サービスは12ヶ月以上利用してから解約の手続きをするのがおすすめです。

【auひかり】解約費用を抑える方法

auひかりの解約費用は、解約のタイミング次第で大幅に抑えることができます。また、乗り換え先の特典を利用することで、解約にともなう費用を相殺することも可能です。

解約金を抑える方法を具体的に紹介しますので、参考にしてください。

更新月に解約手続きする

auひかりの解約にともなう費用のなかでも違約金は、契約更新月に解約することでゼロ円にすることができます。auひかりの更新月は各プランにつき契約満了月から3ヶ月間あるので、その期間内に解約の手続きをしましょう。

3年契約のプランだと、ネットサービスの利用開始月から36ヶ月目、37ヶ月目、38ヶ月目が更新月になります。2年契約のプランだと、24ヶ月目、25ヶ月目、26ヶ月目が契約更新月です。

更新月の確認はMy auから行うことができます。解約を考えているのであれば、まず更新月がいつかを確認して、近づいているようであれば更新月に合わせて解約の予定を組むのがおすすめです。

ただし、違約金は無料でも、開通工事費の残債や設備の撤去工事費などは発生することがある点を覚えておきましょう。

乗り換え先の特典を利用する

auひかりを解約したいと考えているものの、契約更新月まで未だ期間があり、解約金について悩んでいる方もいるでしょう。

そんなときは、解約にともなう違約金を負担してくれる「乗り換えサポート」をやっている光回線を乗り換え先として選ぶと、解約金を実質ゼロ円にすることができます。

また、光回線によっては乗り換えサポートをしていなくても、高額キャッシュバックなどの特典を用意していることもあります。キャッシュバック額が違約金や工事費の残債分の額よりも大きいこともあるので、そのような特典を利用するとお得に解約、乗り換えが可能です。

解約にともなう違約金などの費用が発生するのを避けられない場合は、お得な特典を用意している光回線を乗り換え先として選ぶのがおすすめです。

auひかりの解約連絡はプロバイダへ

auひかりは、auの光回線と提携しているプロバイダによってサービスが提供されています。そのため、解約の手続きをする際は、プロバイダに連絡をするだけで簡単に行うことが可能です。

解約の手続きができるのはプロバイダだけで、auショップやMy auでの受付は行っていないので注意してください。

プロバイダがわからないときは、契約時の書類や請求書などで確認しましょう。

また、光回線を契約した際に付与されるプロバイダのメールアドレスを確認することでも特定することができます。メールの最後の部分(ドメイン)がbiglobe.ne.jpであれば、プロバイダはビッグローブです。プロバイダのメールアドレスを普段から使っているのであれば、チェックしましょう。

まとめ

auひかりの解約の際に発生する費用は、解約のタイミングを選ぶことで抑えることができます。違約金は契約更新月に解約することで発生を抑えられますし、工事費残債も支払いが終わっていれば請求されません。高速サービス解除料も12ヶ月以上利用すれば、無料にすることができます。

また、乗り換え先の特典を利用すれば、解約の際にかかった費用を賄うことも可能です。ほかの光回線サービスがどのような特典を用意しているのか確認して、お得なサービスを選びましょう。