ドコモ光のテレビオプションの月額料金や申し込み方法を詳しく紹介!

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ドコモ光はフレッツ光と同じく、テレビオプションを利用することができます。近年はテレビ番組もさまざまな配信形式が普及しており、インターネットのテレビオプションと言われても具体的なイメージがわかない方も多いでしょう。


・ドコモ光のテレビオプションとは?

・テレビオプションを利用するメリットはある?

・テレビオプションの利用料金は高い?


ここでは上記3つの疑問に答えるように、ドコモ光のテレビオプションについて紹介します。

【特徴】ドコモ光のテレビオプションってなに?

ドコモ光が提供するテレビオプションとは、月額825円でアンテナを立てることなく以下の放送が楽しめるサービスです。

・地デジ

・BS

・新4K8K衛星放送(スーパーハイビジョン)

通常、従来のアンテナを利用したテレビ視聴の場合、新4K8K衛星放送のように新しい高解像度の放送に対応するためには同軸ケーブルの切り替えが必要となります。一方、ドコモ光テレビオプションを利用すると、設備の切り替えを行う必要なく高精細・高画質な新4K8K衛星放送が視聴可能です。

【メリデメ】ドコモ光テレビオプションはおすすめ?

ドコモ光テレビオプションは、アンテナを立てないため天候によって映像が乱れる心配がありません。光回線で安定した放送を楽しめます。

しかし本格的に導入を検討するのであれば、メリットだけではなくデメリットも理解したうえで慎重に判断することが重要です。そこでここでは、ドコモ光テレビオプションのメリットとデメリットを紹介します。

ドコモ光テレビオプションのメリット

ドコモ光テレビオプションのメリットは、前述のとおり天候に左右されにくい安定した映像を楽しめることと、以下の点があげられます。

・BSとスカパー!の有料チャンネルを視聴可能

・STBが不要で操作が簡単

以下、それぞれのメリットを解説していきます。

BSとスカパー!の有料チャンネルを視聴可能

別途オプション契約を行うと、BSとスカパー!の有料チャンネルも視聴できるようになります。新たに設備を取り付ける手間やコストをカットしつつ、話題の番組を楽しめるのは、光回線を利用して放送を受信しているためです。

ドコモ光は光コラボ(光コラボレーションモデル)と呼ばれるサービス形態で、フレッツ光の回線を借りてインターネットや光テレビを提供しています。フレッツ光はNTT東日本とNTT西日本の両社で幅広いエリアをカバーしており、多くの地域でサービスを利用できる強みがあります。

STBが不要で操作が簡単

STBの設置も必要なく、手軽にサービスを導入できる点もメリットのひとつです。STB(set top box)とは、ケーブルテレビや衛星放送、インターネットを経由して受診した放送信号を、一般のテレビで視聴できるように変換するための受信機・チューナーです。

もともとはテレビの上に置く箱型の形状をしていたことからSTBと呼ばれるようになりましたが、近年はスティックタイプも販売されています。

ドコモ光テレビオプションのデメリット

メリットがある一方で、ドコモ光テレビオプションを利用すると、以下のデメリットが生じる可能性もあります。

利用条件が限られている

光回線のサービス対応エリア内であっても、ほかの条件でドコモ光テレビオプションが利用できないこともある点に注意してください。たとえばドコモ光は、地域によって提供会社がNTT東日本とNTT西日本に分かれています。

NTT東日本とNTT西日本はサービス対応エリアの違いに加えて、戸建てタイプとマンションタイプどちらのプランを利用するかによってサービス内容も異なります。

ドコモ光の戸建タイプは、以下の4つです。

<戸建てタイプのプラン>

・ドコモ光 戸建・タイプA

・ドコモ光 戸建・タイプB

・ドコモ光 戸建・単独タイプ

・ドコモ光 ミニ

戸建タイプはNTT東日本とNTT西日本、どちらのエリアでもドコモ光テレビオプションの利用が可能です。一方でマンションタイプの場合は、若干条件が厳しくなります。

ドコモ光のマンションタイプにあたるプランは、以下のとおりです。

<マンションタイプのプラン>

・ドコモ光 マンション・タイプA

・ドコモ光 マンション・タイプB

・ドコモ光 マンション・単独タイプ

※いずれもNTT東日本のみ対応

マンションタイプの場合は、いずれのプランもNTT西日本のサービスエリアではドコモ光テレビオプションが利用できません。NTT東日本もマンション自体の設備(光配線方式か)に左右されるため、導入条件が合わない可能性があります。

エリア外は視聴できない

光回線は幅広いエリアで利用できますが、ドコモ光テレビオプションに限定すると、利用できるエリアが限られてきます。NTT東日本とNTT西日本それぞれのエリアでドコモ光テレビオプションに対応しているエリアは、以下のとおりです。

<NTT東日本の対応エリア>

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、長野県、新潟県、山形県、岩手県、福島県、宮城県、北海道の各一部

<NTT西日本の対応エリア>

大阪府、和歌山県、京都府、奈良県、滋賀県、兵庫県、愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、石川県、広島県、岡山県、香川県、徳島県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県の各一部

上記に利用したい地域が含まれていない場合、基本的にドコモ光テレビオプションの利用はできません。ただし少しずつ対応エリアが増えているため、将来的に利用できるようになる可能性はあります。

【料金】ドコモ光テレビオプション

ドコモ光テレビオプションを利用するうえで気になるのが、初期費用や月額料金です。

ここではドコモ光テレビオプションの契約当初にかかる初期費用と、毎月かかる月額料金について、安く抑えるポイントとともに紹介します。

初期費用

ドコモ光テレビオプションを契約するときは、基本工事料などの初期費用が発生します。テレビ設備や契約者の自宅の状況によって異なる場合もあり、明確な料金は工事内容とともに担当業者へ確認しましょう。

たとえば光回線そのものが建物内に引き込まれていない場合、最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを引き込む作業から始めなくてはなりません。そのため工事料の影響で初期費用が若干高くなります。

「ドコモ光」と同時に申し込む

ドコモ光のインターネットサービスと同時に申し込めば、初期費用を大幅に抑えられる点もメリットと言えます。ドコモ光のインターネットと同時契約を行うと、初期費用は以下のとおりです。

基本工事料

3,300円

テレビ接続工事料

7,150円

テレビ視聴サービス登録料

3,080円

契約事務手数料

0円

合計

13,530円

(※テレビ1台の場合の税込み価格)

基本工事料を安く抑えられるだけではなく、契約事務手数料が無料となるところが嬉しいポイントです。同時に申し込んだ分、手続きの手間も少なく済みます。

「ドコモ光テレビオプション」のみ新規申し込み

ドコモ光テレビオプションのみ新規で申し込むと、基本工事料が高くついたり契約事務手数料が生じたりするため、以下のとおり同時契約よりも高くなります。

基本工事料

8,250円

テレビ接続工事料

7,150円

テレビ視聴サービス登録料

3,080円

契約事務手数料

2,200円

合計

20,680円

(※テレビ1台の場合の税込み価格)

このように、ドコモ光テレビオプションは、光回線と同時申し込みのほうが初期費用を抑えることができます。さらにスカパー!の対象商品も同時契約すれば、契約事務手数料以外の初期費用は実質無料になります。有料チャンネル視聴を少しでも安く始めたい方は、スカパー!も同時契約を検討してみてはいかがでしょうか。

ドコモ光テレビオプションと同時契約できるプランは、「スカパー!セレクト5」「スカパー!セレクト10」「スカパー!基本プラン」「スカパー!光パックHD」です。それぞれの月額料金やサービス内容(視聴できるチャンネル数)は、以下のとおりです。

プラン名

月額料金

サービス内容

スカパー!セレクト5

3,234円

好きな5chを選べる(対象の48chのみ)

スカパー!セレクト10

4,114円

好きな10chを選べる(対象の48chのみ)

スカパー!基本プラン

4,740円

11ジャンル50chが見放題

スカパー!光パックHD

5,392円

65ch以上が見放題

上記の月額料金には、ドコモ光テレビオプション料金825円にスカパー!基本料金429円と各スカパー!プラン料金を加えた合計金額(税込み)を記載しています。

月額料金

ドコモ光テレビオプションの月額利用料は、上記でも触れているように825円(税込み)です。ドコモ光テレビオプション伝送サービスの利用料495円と、テレビ視聴サービス利用料330円の合計です。

ただし、ドコモ光テレビオプションの月額利用料とは別に、インターネット料金とプロバイダ料金がそれぞれ発生する点に注意してください。詳しい金額はドコモ光の契約プランによって変動します。

【接続方法】ドコモ光テレビオプションを申し込む手順

ドコモ光テレビオプションの利用を決めたら、申し込み手続きを行いましょう。ドコモ光の契約の有無によって手続き方法は異なります。

ここでは、ドコモ光を未契約の方の申し込み手順について解説していきます。

『ドコモ光』を新規契約する場合

ドコモ光テレビオプションはあくまでオプションサービスのため、ドコモ光も新規契約する必要があります。ドコモ光の新規契約時に、利用可能なオプションサービスの一覧から「ドコモ光テレビオプション」を選択して申し込みましょう。

新規契約

まず、公式サイトで自分がNTT東日本とNTT西日本のどちらのサービスエリアに該当するか確認しましょう。サービスが提供されているほうの会社で、ドコモ光を契約します。

ドコモ光と合わせて、プロバイダの契約も行う必要があります。プロバイダごとに料金や割引キャンペーン、対応エリアなどが異なるため、慎重に選んでください。

申し込み後は工事担当者とスケジュールを打ち合わせ、立ち会いのもと開通工事を行います。ルーターなど接続設定を行ったら、ドコモ光のサービスが利用できるようになります。

他社光サービスからの切り替え

他社の光サービスから切り替えることを、事業者変更と呼びます。光コラボの場合はすでに設置している光回線を利用できるため、工事を依頼する必要がありません。異なる光回線を利用している一部の光サービスの場合は、改めて光回線を引き込む工事が必要です。

手続きは、先に現在利用している事業者へ連絡し、事業者変更承諾番号を取得します。契約内容も確認しておくと、後の手続きがスムーズです。

ドコモショップなどで事業者変更したい旨を伝え、前の事業者から取得した事業者変更承諾番号や必要書類を提出し、契約します。工事不要の場合、後日「開通のご案内」が届けば、ドコモ光のサービスを利用できるようになります。

転用

フレッツ光からドコモ光へ乗り換えることを、転用と呼びます。既存のフレッツ光の光回線を利用できるため、改めて工事を依頼する必要がありません。

手続きはまず、フレッツ光に連絡して転用承諾番号を発行してもらいましょう。このとき利用しているオプションや契約しているプロバイダもメモしておくと、後の手続きがスムーズです。プロバイダは継続して利用する場合、解約する必要はありません。

次は公式サイトなどでドコモ光を新規契約し、転用承諾番号や必要書類を提出します。光回線の引き込み工事が不要なため、後日「開通のご案内」が届けばサービス利用できるようになります。

『ドコモ光』の光回線を利用中の場合

ドコモ光をすでに契約している場合は公式サイトに掲載されたインフォメーションセンターやドコモショップ/d gardenで申し込むことができます。また、「ドコモ光」取扱い店でも申し込み可能です。

ネットワーク暗証番号、口頭などで本人確認をするため、原則本人確認書類を用意する必要はありません。ドコモのケータイ回線をもっていない方や、「ドコモ光」と対となる携帯回線(ペア回線とする)を設定しない方は、契約ID(お客さまID)などを利用して本人確認を行うこともあります。

まとめ

ドコモ光のテレビオプションは、アンテナを立てることなく地デジやBSを視聴できるサービスです。サービスを利用するには対応エリア内でなくてはなりませんが、光コラボのドコモ光はフレッツ光と共通の回線を使用しているため、幅広いエリアに対応しています。

注意点として、テレビオプションを契約するタイミングによって工事料などの初期費用が大きく変動することがあげられます。お得に利用を始めたい方は、ドコモ光の契約と同時に申し込みましょう。