ドコモ光とポケットWi-Fiの違い
ドコモ光とポケットWi-Fi、まずはそれぞれの違いを紹介していきます。それぞれの特徴を確認して、どちらが良いか検討してみましょう。
ドコモ光の特徴
ドコモ光は固定の光回線です。フレッツ光やケーブルテレビの設備を利用してNTTドコモが提供している光回線サービスのことを指します。
では、ドコモ光の特徴を簡単に説明しましょう。
プロバイダが選べる
ドコモ光(1ギガ)は24のプロバイダに対応しているので、好みのプロバイダを自由に選べます。
超高速10ギガプランもある
ドコモ光では最大通信速度10Gbpsの10ギガプランもあります。単純に通常の1ギガプランの10倍の性能があるので、オンラインゲームを高画質、ストレスフリーで楽しめる、大量のデータを瞬時にやり取りするといったことが可能です。
ドコモ光の料金
ドコモ光の月額料金を紹介します。
定額プラン | 契約期間 | 戸建て | マンション |
1ギガ タイプA | 2年 | 5,720円 | 4,400円 |
なし | 7,370円 | 5,500円 | |
1ギガ タイプB | 2年 | 5,940円 | 4,620円 |
なし | 7,590円 | 5,720円 | |
1ギガ 単独タイプ | 2年 | 5,500円 | 4,180円 |
なし | 7,150円 | 5,280円 | |
10ギガ タイプA | 2年 | 6,930円 | ― |
なし | 8,580円 | ― | |
10ギガ タイプB | 2年 | 7,150円 | ― |
なし | 8,800円 | ― | |
10ギガ 単独タイプ | 2年 | 6,490円 | ― |
なし | 8,140円 | ― |
※「ドコモ光 10ギガ」は戸建てのみの提供です。
タイプAとタイプBはプロバイダ料が含まれた金額で、選ぶプロバイダによって月額料金が異なります。対応しているプロバイダは、タイプAが18社、タイプBが6社です。料金を少しでも抑えたいならタイプAのプロバイダを選ぶと良いでしょう。
単独タイプはプロバイダがセットになっていないプランのことです。上記の月額料金と別に毎月プロバイダ料が発生します。
ドコモのポケットWi-Fiの特徴
ドコモのポケットWi-Fiは、スマホと同じ通信回線を使ったWi-Fi STATIONと呼ばれるドコモ独自のものです。
種類は、「Wi-Fi STATION SH-52B」「Wi-Fi STATION SH-52A」「Wi-Fi STATION SH-05L」の3種類です。
それぞれの特徴を簡単に説明します。
Wi-Fi STATION SH-52B
手のひらサイズの5Gルーターのため、携帯に便利です。受信時最大4.2Gbpsと高速で、大容量データも一気にダウンロードできます。大容量バッテリー搭載で、LTE連続待受時間は約1,290時間、5G連続通信時間は約440分です。
Wi-Fi STATION SH-52A
5G対応の高速通信が可能なルーターです。受信時最大4.2Gbps、4G(LTE)環境でも1.7Gbpsとドコモのモバイルルーター史上最速の通信速度を実現しています。
Wi-Fi STATION SH-05L
PREMIUM 4G対応で受信時最大速度は988Gbpsと、ストレスなくインターネットを使えます。重量150gとほかのふたつのルーターと比べて軽く、LTE連続待受時間は約1,200時間、PREMIUM 4G連続通信時間は約5時間と大容量バッテリー搭載なのも魅力です。
ドコモのポケットWi-Fiの料金
ドコモのポケットWi-Fiの料金は以下のとおりです。
料金プラン | データ容量 | 月額料金 |
5Gギガホ プレミア | 無制限 | 7,315円 |
3GBまで | 5,665円 | |
ギガホ プレミア | 60GB | 7,205円 |
3GBまで | 5,555円 | |
5Gギガライト | 7GB | 3,465円~6,765円 |
ギガライト | 7GB | 3,465円~6,765円 |
※いずれもファミリー割引などの特典を利用していない場合
「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」は、月額料金が3GBまで使用した場合と、それ以上使用した場合の2段階になっています。「ギガホライト」は1GB、3GB、5GB、7GBと段階ごとに少しずつ料金が異なり、最大6,765円となります。
ただし、「ギガホライト」ではデータ容量が少ないので、ポケットWi-Fiの料金プランは「5Gギガホ プレミア」または「ギガホ プレミア」を選ぶのが良いでしょう。
ドコモ光とポケットWi-Fiはどっちが良い?
ドコモ光とポケットWi-Fi、それぞれのメリットを紹介します。
ドコモ光にするメリット
ドコモ光にするメリットは、速度が速くて安定していることです。ポケットWi-Fiだと、利用する環境や時間帯によって通信速度が変化しやすいものの、光回線はそれらの影響を受けにくく、ストレスフリーで利用できます。
また、基本プランで無制限に利用できるのもドコモ光のメリットです。ポケットWi-Fiだと、使用容量の上限が定められていることが多く、無制限プランだと月額料金が高額になります。
ドコモ光は基本プランで容量無制限なので、オンラインゲームやオンライン会議、動画の視聴などをすることが多い方でも安心して利用することが可能です。
ポケットWi-Fiにするメリット
ポケットWi-Fiのメリットは、持ち運んで外でも使えることです。外でインターネットを利用することが多いなら、ポケットWi-Fiが便利でしょう。
また、開通工事が不要のため、早ければ申し込んだその日から使用することができる点もメリットといえます。
ただし、主に自宅でインターネットを使用する場合はポケットWi-Fiにするメリットはほとんどないでしょう。加えて、安定したインターネット環境を重視している場合はポケットWi-Fiよりも固定回線(ドコモ光)が優れています。
ドコモ光が開通するまでの間はポケットWi-Fiレンタルが可能?
ドコモ光を契約するにあたって必要となるのが、開通工事です。一般的に申し込みから開通工事までは期間が空きます、その間にインターネットが使えないのは困ると感じる人もいるのではないでしょうか。
この項目では、申し込みから開通工事までに必要な期間や、開通するまでの間ポケットWi-Fiのレンタルサービスがあるのかといった内容を解説していきます。
ドコモ光の開通まではどれくらいの期間がかかる?
ドコモ光の申し込みから開通までの期間は、時期やエリアによってさまざまです。
これまで光回線を利用したことがなく、新規での申し込みの場合は光回線開通のための派遣工事が必要となります。申し込みから派遣工事までの期間の目安は2週間~1ヶ月程度です。ただし、3~4月は繁忙期のため、1ヶ月以上がかかることもあります。
工事の当日には立ち会いが必要です。そのため仕事などの予定は調整しましょう。また、契約者本人でなくとも立ち合いは可能です。どうしても都合がつかないときには、家族や友人などに立ち会いをお願いすることもできます。
すでにフレッツ光の光コンセントが設置されている場合は、無派遣工事になり、立ち会いは必要ありません。申し込みから1~2週間程度でインターネットを利用できます。
インターネットが必要ならポケットWi-Fiレンタル
ドコモ光では、申し込みから開通までの期間にインターネットを利用できるよう、ポケットWi-Fiを無料で貸し出しています。ポケットWi-Fiをレンタルすれば、ドコモ光が開通するまでの間、インターネットを利用できるので、安心して開通まで待つことができるでしょう。
通常、ポケットWi-Fiの契約をすると月額料金を支払う必要がありますが、ドコモ光開通までの無料レンタルであれば0円で利用できます。ドコモ光開通後にすぐに返却すれば、違約金や月額料金などの支払いの必要もありません。
ポケットWi-Fiの無料レンタルは、「ドコモ光の契約をしたいけど、開通までの期間が空くのがネック」という人にぴったりのサービスといえるでしょう。
まとめ
ポケットWi-Fiには、持ち運びができる、開通工事が不要といったメリットはありますが、自宅でインターネットを快適に使うことを考えると、光回線がおすすめです。
ドコモ光は、申し込みから開通工事までの期間は無料でポケットWi-Fiレンタルのサービスを提供しています。開通工事までインターネットが使えないことを不便と感じている人は、レンタルサービスを利用するようおすすめします。